いわゆる配偶者は、霊感というのがある人だった、という話を何度か書かせていただきましたけども。
変な話ですが、はたから見ていて、なんとなく憑かれているのがわかります。
特に、何かミスをしたりすると、それが顕著です。
憑かれていると、些細なミスが連鎖して、けっこう大きな話になってしまったりします。
もちろん、憑いている何かが、どのような存在なのか、にもよるとは思いますけども。
何も知らなければ、たぶん、とことん運が悪いとか、間が悪いとか、違う意味で引きが強いとか、そういう風に思われるでしょう。
そして、いつしか人が近づかなくなります。
また、きっかけはミスだけではありません。
良かれと思った言動が、わざわざこじれてそんなことにまで発展するの?みたいな揉め事になったり、それこそタイミング、間の悪さがあったりします。
で、結果として、人から距離を置かれるだけではなく、チャンスを潰してしまったり、必要のない負債を抱えたりという、泣きっ面に蜂です。
もう何年も、そのような現象からは離れているな、と思っていました。
数年前に、そちら方面の能力がある方に施術(?)して頂き、そういった“不幸を呼び寄せる”ようなミスは減ったように感じていました。正確にはミスが減ったのではなく、負の連鎖をしなくなった、という感じです。ひとつのミスをひとつのミスとして終わらせられる、と言いますか。
ただ、このところちらほら、そんな感じの現象がやや増えたような気がしています。
私達はちょいと取り組んでいることがあり、そのため体調にも気を遣っているつもりなのですが、そのくせ、意図せずベロベロになるほど飲んでしまったりとかしています。
同じものを同じように飲んでいて、ある時だけ激しく酔ってしまうことがあるのは、なんとなく、そういう影響がある時、という気がしています。
もちろん、疲れとかストレスとかありますので、必ずしもそう、というわけじゃありませんけども。
先日はそんな状態に加え、一人での外食中に酔っ払ってしまい、店を出る時の記憶がないほどだったとのこと。食事の際に飲む程度で、お店も食事がメインのお店です。
帰宅はしていましたし、忘れ物や落とし物もなかったようなのですが、そもそも飲食代を払ったかどうかわからない、という。
いくつかの傍証からそんな疑念があるようで、とりあえずはカードの引き落とし金額が確定すれば、おおよそ判断はつきそうです。
実は私、ワインは彼女にとってあまり相性が良くないからやめておけ、と繰り返し言っておりましたが、一人で羽を伸ばしたせいか、魔が差したようです。
ひとりだし、久々にちょっとワインを味わいたい。
そのぐらい、誰でもあるでしょうし、それはちょっとした「ズル」程度であり、少々浪費するぐらいで済んだはずのものです。なんせ、本人はワインが好きですからね。
それが、まず私に白い目で見られることになった。
まぁ、叱りはしませんでしたけどもね。完全にワインを断て、とは言っておりませんでしたし、私も以前に似たような経験がありましたので。
ただ、酔いつぶれて玄関で寝ていたのを私に発見されたこと。そのせいで私を家から締め出してしまう所だったことです。
わざわざドアチェーンまでかけてから潰れやがりましたんで。30分ほど玄関前で不審者をしておりました。
さすがにこのサマを見てしまうと、本当にワインを遠ざけたほうがいいんじゃないかと、思ってしまったのも確かです。
そして、無銭飲食疑惑です。
まぁ、意図的だろうと無意識だろうと、店には店員がいるはずでしょうから、酔っぱらいがサラッとそんなことをやれるものではないでしょう。ただ、その店は無人レジを採用しているので、監視の目は万全ではないかもしれない、と考えると、万が一もあり得るのか?という後味の悪さ。近々、店に確認しに行こう、と本人は決めているようです。
内容の良し悪しというよりも。
ちょっと差した魔が、こんなことにまでなる。
本人はもう霊感もなく、自身に憑いているのかどうかはわからなくなっています。私は、もとからそういうのはわかりません。
ただ、私は今までの経験則から、なんとなく、そんな気がしているのです。霊感はありませんが、同様の経験を、以前に何度も経験していますのでね。
せめて私に、何かしら出来ることがあればなぁ、と思います。憑いているのに気付いてあげられるとか、取り除いてあげられる、とか。
あぁ、でも、憑き物を連れてくるのも私らしいんですけどね。
霊感がないのに霊を予感する男。
霊感がないのに、連れてきやすい男。
あ、なんかあれかな、私のほうがよっぽどイタイ存在かもしれんなぁ。
※
ものの見方のひとつです。なんでも幽霊のせいにしていると、ただの責任転嫁でしかありませんので、その点を踏まえ、ネタと思って生暖かくお読みください。