記憶、習得に関するスペックが激しく劣化している、と感じています。
日頃は、僕もいい歳だし、で済ましますが。どうもそういうただの経年劣化じゃないような気がしているんですよね。
これはもう何年も前から感じていることです。
年齢からくる劣化も当然ありますが、例えば同世代の人達を見てみても、まだまだ活躍しています。
なのに、僕は新しいことを覚えられないし、覚えようという気力もない、と。
気力の方も、年齢からくるものはあるんだと思いますが、率直に言えば、僕の場合はメンタル的な原因があると思っています。
もともと、メンタルは強くありません。
強くないからこそ、あえての鈍感さなど、防御策は独学的に講じてまいりましたが、とにかく昔からあった「怒られるのがこわい」とか「期待を裏切るのがこわい」とか、そういう方面ではない部分は対策が出来ていなかったらしく、そこをサクッと突かれたような感じかもしれません。
日頃より、僕は人嫌いだ、などと言っておりますが、これは、人が嫌いなのではなく、人付き合いのうえで発生するあれこれが嫌いなのです。礼だとか情だとか縁だとか。
こう書くとなんか僕が非情なサイコパス的な感じに聞こえてしまいそうですが、当たり前の感情などは持っているつもりです。ここは今日の主旨ではないので割愛しますが、人自体ではなく、人との関係にまつわる慣習が嫌なのだと思います。
そんな自分なのですが、一方で、人を疑うことを知らないところがあります。
基本的に、相手が言うことは本当だと思って受け止めますし、オモテウラがあるとか、嘘をついて騙そうとしているとか、そういうことに発想が及びません。
そして、人を「嫌い」になることも、ほとんどありません。基本的には「イイトコ探し」をし、無意識ですが、相手を気に入るよう自分を仕向けます。
なので、相手から嫌われる、というシチュエーションの場合は仕方ないですが、基本的に人を嫌ってイライラするとか、そういうのはありません。まぁ、クセのある人だと気疲れは感じますけどね。
そして、そんな性格で今までやってこれてしまったのが大きな失敗で、ある営業所に配属になってから、色々と利用されました。
幸いにも、僕を正しいと見てくれる人が多かったのが救いですが、まぁなんせ罠みたいなものでしたから、会社としては僕を処罰しないわけにはいかない、と。
そんなわけで、人に欺かれ、当時の役員に冷たく異動を告げられ窓際に飛ばされた、というのは、定期的にブログで愚痴っておりますね。
これら一連の流れが、僕の何かを壊してしまったような気がします。
結局、それからまた異動しましたが、正直、仕事を覚えられる自信がない今です。でも、多分、他の部署に行っても覚えられないのは一緒でしょう。
それでいて、資格もスキルもない人間なので、転職はもう気軽に考えられる年齢ではありません。
そんな焦りというか、そこはかとない恐怖が、より僕の頭を鈍くしています。