kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

位。

我が家の猫「こてつ」は、野良経験がないからなのか、幼少からの経験によるものなのか、今まで私が経験したどの猫よりも、人間と自分との線引きがありません。

 

まぁ、私が接してきた今までの猫達も、意識して人間と自分たちは違う、とは思っていなかったでしょうが、猫なりの振る舞いというか、猫なりの社会性があったように思います。

 

ただ、これらも個体差があるでしょうし、あくまで私の経験上での話ですから、もしかしたら、こてつの方が一般的な飼い猫に近いのかも知れません。

 

 

こてつの羨ましいところは、自分が愛されていることを疑わず、それが振る舞いに表れているところです。

 

刺身でビールを飲んでいれば、絶対に刺身をくれる!という確信のもと、しつこく我々に声をかけてきます。何度でも。

 

お腹を満たすと、今度は空気を読まずにオモチャを持ってきて我々の膝の上に置き、遊べ、と訴えてきます。

 

タツで暖まっているときは、私が足を入れるところに先回りして陣取ってどかないし、私が寝っ転がっていれば床暖房代わりに胸の上に乗ってきます。

 

就寝時は、私より先に布団へ向かい、私の枕を使って人間のように布団にもぐっています。

 

振り向いて、「あ、来たの?おあいにくさま」みたいな顔で見てきやがります。

 

強引にずらして布団に入り、背中合わせに密着しながら寝ています。

 

 

こてつは、我々の愛情をミリも疑っていません。

 

そして、性善説なんでしょうね、誰かに対し怒ったり嫌ったり、ということがない。

 

だから、いたずらをして叱られようが、チュールに釣られて爪を切られようが、寝そべっているこてつをうっかり踏んづけようが、我々を責めるような目や行動は一切ありません。

 

常に、僕のこと好きだよね、だから遊んで、みたいなヤツです。

 

 

なんつうか。

 

魂の位が高いと言うか、私なんかよりよっぽど立派な性格をしているんじゃないか、と思います。

 

人を頼らず独立独歩が出来ず、かといって人を信じ切ることもできず、どこか損得勘定で情を取引するような私に比べれば、よっぽど達観しています。

 

 

こてつはおそらく、何があっても我々飼い主を恨まないだろう、と思います。

 

だからこそ、我々もそれを裏切ってはならない。

 

 

そんな思いで、布団の争奪戦を毎晩繰り広げています。