kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

ジャンル。

趣味で音楽(作曲)をやっている、と、たまに話に出しますが。

当然、それでお金を得られるほどのスキルではなく、過去にガッツリやっていた、というわけでもありません。

知識にも幅はなく、趣味とはいえ真面目に勉強した部類でもないので、いつまでも下手の横好きで初心者的な雰囲気が抜けておりません。

だもんで、イマドキのオサレな音楽は作れませんし、今の世の中をあっと言わせるようなムーブメントを作れるわけでもありません。


今、僕が割とハマっている作曲テーマは、むしろ過去に聴こえていたサウンドを作りたい。

僕が若いころのバンドブームというんですか。ブームの真ん中なのか終わりだったのかはわかりませんでしたが、まぁそこかしこにアマチュアバンドマンがいた時代ですね。あのころの「売れないロックバンドのサウンド」とか、けっこう好きなんですよね。まぁ何よりも自分がそこにおりましたしね。

他には、例えば一世を風靡したようなビッグバンドからメジャーデビューはしたものの…みたいなバンドまでが乱立した「ビジュアル系」なんかも、再現できると楽しかったりします。まぁあくまで僕基準なので、それが当時のビジュアル系として正しいのかどうかはわかりません。僕はビジュアル系は嗜んでこなかったので、外野からの意見になりますしね。

そんな感じで「うわぁこういう曲、当時はやったよね」みたいなのが再現できると、一人ニヤニヤしています。


先日、いわゆる配偶者からこんな感じの曲を作ってみてくれないか、と、ある曲を聴かされました。まぁそういうことはよくあるんですけども、それはロックというかポップスというか、まぁギターバンドという感じのサウンドだったのですが。

聴いた雰囲気をそのまま真似て作ったらただのパクリですので、ジャンルなど、雰囲気を変えていかないとなりません。


そこで、ふと自分に舞い降りてきたのが「シティポップ」という言葉。

当然、経験はないですし、あまり聴きこんでもきませんでしたが、あの、流れるようなサウンドというか、ビートが強調されているわけでもないのに疾走感があり、フュージョン的な雰囲気とテクニカルな要素がありつつしっかりポップミュージックで、確かに都会の夜景が似合うオサレなBGM、というような印象があります(あくまで僕の印象です)。

そして、ためしに作ってみれば、意外と「それっぽい」のが出来た。

あれ、意外とやるじゃん自分、なんて満足しつつ、作りかけのそれをドヤって配偶者に聴いてもらったら


「なにそれ」


と、冷たい一言でボツになりました。

いや、配偶者を擁護しておくと、シティポップを軽蔑しているとかそういうわけではありません。ただ、配偶者の場合、自分が歌うことを前提で話をしていますので、まぁ、シティポップは歌いたくない、というか、苦手というか、そういうことなんです。


ホクホクしていた僕は、その言葉で瞬時に冷め、週末には雰囲気を変えるための修正作業を行う予定です。