肘部管症候群、という病気(?)をご存じでしょうか。
ざっくり言うと、何らかの理由で手の神経を圧迫したり引っ張ったりしてしまって、手先、指が痺れる症状が出るのだそうです。
「だそうです」などと書いていますが、こんなこと、必要がなければわざわざ調べませんし、普段の調べものでそんな情報に辿り着くことはありません。
つまり、今の僕は、指が痺れている、ということです。
症状として指が痺れる、という病気では、一番怖いのは脳梗塞でしょうか。顔が痺れたり、呂律が回らなくなったりも、場合によってはするそうですね。他にも、椎間板ヘルニアなんかでも手先の痺れは発生するケースがあるようですし、糖尿病なんかでも発生するとか。
つまり、指の痺れだけでは、素人に答えは出せないものではあるのでしょう。
細かい症状から探ってゆくと、肘部管症候群の場合、痺れる指の特徴があるようです。
これまたざっくりですが、僕が調べたところですと「親指~薬指半分(縦に半分、親指側)」の場合と、「薬指(縦に半分、小指側)~小指」という場合があるそうです。そのほかの病気の場合は、全部の指が痺れるのかどうかはわかりませんが、ひとつの判断指標にはなるのかもしれません。
僕は、小指が痺れています。言われてみれば確かに、薬指にも若干の痺れがあるか?というぐらいの感覚ではありますので、肘部管症候群の症状に当てはまるようです。また、感覚がなくなるような激しい痺れではなく、なんとなく、ジンワリとしびれている感じです。
痛めている、圧迫している神経の違いにより、痺れる指が違うようです。僕は小指ですので、おそらく尺骨神経というやつを痛めているのだと思います。
原因については、特にない、とも書かれています。
この場合は、要は加齢により体がポンコツになってきているだけだと受け止めることが出来ます。
その他、考えられる原因があるのであれば、スポーツをやっているとか、長時間の運転とかだそうです。あと、肘をまげて枕にする姿勢で長時間寝たりするとなる、とも書いてありました。
症状や仕組みを調べ、僕個人の発症原因を探る限り、原因はおそらく、日頃の姿勢の悪さですね。
特に影響しているのが、日頃のスマホの持ち方だと思います。
スマホ依存症でもある僕が、普段、スマホを見る時は、たいてい小指に乗せて支えています。そして、機種を変えるごとにスマホが重たくなっておりますので、確かに、少し気にはしていたんです。スマホ視聴後、小指が疲れていたり、痺れまではいかないものの感覚が麻痺しているような感じがありましたので。
また、自宅でパソコンに向かっている時は、肘をついて体重を乗せるような姿勢が多いです。特に、片方の肘だけで体重を支えるような姿勢になります。しかも、趣味の音楽をやっている時なんかだと、それが長時間に及んだりします。
肘部管症候群は、肘の内側をグリっと押したり圧迫すると、痺れが指先に来ることで判断がつくそうなのですが、この、肘をついて体重を支えている姿勢は、まんまこの「圧迫して指先に痺れがくる」状態を継続していることになっています。
総合して、僕のケースは「何らかの理由で神経が圧迫されて指が痺れている」のではなく、「指を酷使して神経が痛んでいる」という、逆からのアプローチなのではないか、ということです。
スマホも音楽(というよりパソコンに向かう姿勢)も、今に始まったことではありません。確かに軽く痺れているような感覚があるとか、その程度であれば、けっこう前からあったような気がします。具体的にいつからか、というのはわかりませんが、気にしない程度の痺れはけっこう前からの印象です。
さて。
それだけであれば、気にせずそのまま放置したと思います。こうしてブログに書くこともなかったと思いますし、病院に行ったりも考えません。病院は嫌いなので。
ただ、痺れの度合いはそこまで強くはないのですが、力が入らず、実生活に多少の影響が出てきています。
例えば、お箸を使うのが下手になりました。力が入らず踏ん張りが利かないので、お箸でつまんだ食べ物を取り落としてしまったりするのです。
その他にも、ちょっと力を入れるような作業、例えばコンセントからプラグを抜くとか、そういう時に力が入らず困ります。お菓子などの袋を開ける時にも、力が入らず握ったまま引っ張る、という行動が出来ません。
小指は以外と力を入れることが多い場所のようで、そのほかにも、日常の中で困るシーンは徐々に増えていきそうです。
対処として、まずは整形外科を受診しろ、とのことです。病気により、診療科は変わるのでしょうけども、入りは整形外科で良いそうです。
また、いわゆる配偶者の話では、ビタミンB-12が良いそうで、現在、強制的にサプリを飲まされております。
しかたがないので、時間を見つけて、近所の整形外科を探し、一度、受診してみようと思います。
それにしても、昨年から、急に病院にかかることが多くなりました。
歯医者では大きな虫歯を治療することになりましたし、胃腸科で胃カメラをやり、ピロリ君がおりました。
今年はすでに、ピロリ君がいなくなったことを確認する呼気テストと、大腸カメラは家族の要望でやることにしています。
そこに加えて、この肘部管症候群です。
こういうところでも、年齢を感じることが多くなりました。
皆さんも、お気を付け下さい。