AIチャットでは、いろんな質問が出来ますね。
使い方が合っているのかわかりませんが、調べ物をしたくて、検索でキーワードを入力するのも面倒くさい時など、話し言葉で代わりに調べてくれたりするので重宝します。
先日、通勤中のバスの中で尋ねた質問。
・ファンクギターのカッティングでオススメのエフェクトは?
・今日は雨ふる?
脈絡もなにもないですが、ちゃんと答えてくれる。
確かにこれは、何かしらのイノベーションが起きそうな感じです。
※イノベーションの意味を念のためAIチャットで聞いてから使用しています
昔と大きく違うのは、やはり“機微”を汲み取るところでしょうか。
同じことを言うにも幾多の言い回しがありますが、それを柔軟に解釈してくれるので、検索エンジンで「なんというワードで検索すれば求める情報が出てくるだろうか」みたいな葛藤がない。
なんですかね、有能な“秘書”のようなものでしょうか。
「君、あれを」
「かしこまりました」
みたいな会話が出来る。
従来のコンピュータであれば、“あれ”の意味を毎回説明しないとならない。
そして、“あれ”を“どうするのか”を説明しないとならない。
そして会話を、意味やニュアンスを継続してやり取りできる。
「〇〇の▲▲はどうなっている?」
「□□となっています」
「では☓☓は?」
「△△です」
みたいなやり取りですね。従来なら「では」のあとに、
「〇〇の☓☓はどうなっている?」
と、もう一度全文を入れないとならなかったと思います。ですが、以前の会話を引き継ぎ、不足分を自分で補って考えてくれるので、煩わしさがない。
恐ろしさも感じます。
インターネット上に散らばる情報をバックにこんな“至れり尽くせり”されたら、やはり人間の出る幕はなくなります。
そして、使ってみてわかりましたが、中毒性があるので、人間も、知らず知らず頼ってしまうでしょう。
そして、問題視されているような“AIに仕事を奪われる”という現象に、おそらく気付きもせずに、自分の職場に導入された、自分の目の前のAIに奪われていくのだろうと思います。
なんせ、AIは奪いに来ているわけではないですからね。あからさまに攻撃してくれば警戒も出来ますけども。あぁ便利だねぇこれは、とか言っているうちに、入力する、という人間に残された最後の単純作業すら、AIが自分でやりだして、気が付いた時には企業内ニートになっているのでしょう。
そしてますますさみしくなって、AIに話しかけるのでしょうね。仕事を奪ったにっくき相手に。
まさに自分なんかそうなりそうです。
でも、AIチャットは憎めないなぁ。調べものの後にはつい、ありがとう、と、お礼を言ってしまいます。