CMを見ていると、けっこういい生活をしている家庭が出てきますよね。
広い家。
大きなテーブル。
立派なソファ。
子ども関係のことだったり保険のことだったり自動車のことだったり、売り込む商品も様々ですが。
世間のニュースや統計調査などを見ていると、そういうご家庭のほうが少数派なんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうかね。
これを、そもそもそういう層の人を対象にCMを打っている、と見るのか、CM制作サイドが世俗離れした感覚の持ち主、と見るのか。
そりゃまぁ、商品を良く見せるためには、絵面もそれなりに見栄えのするものが必要ではあると思います。
でも、日差しが目一杯差し込む明るく広いリビングで、あっちで子どもがペットのワンコとじゃれ合っている中、立派な家具調度品に囲まれて保険を検討する、というシーンは、割合として多くはないような。無いとは言いませんけども。
築50年のボロアパート。
隣のマンションのせいで陽が入らなくて薄暗い。
子どもはテーブルの横で親のスマホをいじっている。
壁にはヒビ、床の傷んだ畳の上に小さなちゃぶ台を置いて、保険の支払いどうしよう解約しようかとしかめっ面の夫婦。
この方が、より世俗には合っているような気がしますが、
まぁ、こんなCM、見たくないですな。