「お疲れ様です〇〇さん。ご無沙汰しております」
「お疲れ様です〇〇さん、さっそくで申し訳ないんですが、□□さんって何か思い当たる人います?」
「□□さん?えぇと、仕事関係でってことですよね?」
「なんか、明日の予定のことで、〇〇さんと連絡を取りたいと、うちの営業所のほうに連絡があったらしいんです」
「明日…また急ですね。ただ、私は社外の人とアポイントはないですねぇ、明日は」
「社内はどうです?□□さんという名前にも心当たりはないですか?」
「う〜ん、明日は研修会に参加する予定なんですが、そのような名前の方はいなかったはずです」
「そうですか。じゃぁ間違いってことでいいのかなぁ」
「そういう〇〇さんも、やはり心当たりないんですか?」
「そうなんですよ。」
「じゃぁ、たまたま間違い電話の連絡先が〇〇だった、ということなんですかねぇ」
「お互い、心当たりがないんじゃしょうがない。営業所には、そのように伝えておきます」
「よろしくお願いします」
以前、私がいた営業所に私と同姓の人がおり、いまだに間違い電話、間違いメールが舞い込んでくる。
今回は、そこにさらにもうひと手間加えて、間違い電話の宛先が〇〇という人だった、という話。
まず、営業所に所属する〇〇さんに連絡がいき、心当たりのない〇〇さんが、私に確認の連絡をくれた、という構図だ。
営業所が、□□さん宛に返答をしてくれたかどうかまでは確認していないが、折り返しにはしているだろうから、多分大丈夫だろう。
まぁ、けして珍しい名字ではないので、こういうことはなくはないのだろうが、社内ですら間違い電話が多い状況だったために、こちらはかなり混乱した、と、そういうお話。
こっちの〇〇はオジサンだが、あっちの〇〇はピチピチの若者である。
□□さん、正しい〇〇さんと、ちゃんと連絡ついただろうか。