新卒の新入社員に、現場業務の研修という形で、お話をする機会が最近あります。
厳密には、グループ会社の新人です。我が社は100%中途採用なので、新卒、という概念がありません。
私も例に漏れず、今の会社では中途採用です。
フリーターというやつから、バイト先で拾われて正社員、みたいな流れで今に至りますので、新卒という立場や、同期社員という概念は、私の人生ではありません。
なので、研修で相手をする新卒社員は、私とは人生の歩み方が全然違うし、この先も違う歩みをしていくのでしょう。
それと、どちらかと言えば娘の方が年齢が近いので、やはり娘やその友人などと重ねて見てしまいます。つまり、新卒の彼らは、今ドキの価値観で生きている、ということですね。
彼らにとって、私のような生き方は味わうことがないわけで、そういう意味では彼らへ伝えられることもあるんじゃないかとは思いますが、ただ、残念ながら彼らにとって、私の生き方は、
「昭和の不器用なオッサン」
「単純だった時代の生き残り」
みたいなもんなんでしょうなぁ。
いや、昭和や平成という時代、全てがそう、というつもりはないのですが、なんとなく、今より単純だったような気がしています。仕組みとか、構成とか。
というより、今がやたら複雑だなぁ、と思います。