メガネの曇り止めを、いわゆる配偶者が買ってきて、二人で使用している。
使用方法は読んだつもりなのだが、どうもちゃんと機能しない。
雲ってしまうだけなら、しっかり塗布できてなかったとか、拭き取りすぎてしまったとか予測もつく。
水分が、レンズの内側で滝のように全面濡れてしまうのは、なんなのだろう。
曇らないように機能しているかわりに、蒸気がレンズにあたって液化しているとか、そんな感じか。
この水を拭き取ると、曇り止め機能も失ってしまうので、視界がふやけたまま、なす術がない。
雨の日にレンズが濡れていると、それはそれでお茶目だが、晴れている日にレンズの内側がびしょびしょに濡れているのって、お茶目を通り越してミステリーである。
難解な事件を解決する時の、重要なヒントになりそうな現象である。
「あなたは、自宅から出勤しただけにも関わらず、メガネがびっしょりと濡れていた。それは何でですか!?どこかに立ち寄ったのではないですか!?」
マスクを外しているとならないので、やはり呼吸から発する水蒸気、が主成分だろう。この季節、キンキンに冷えたメガネに触れることで、瞬時に液体化するものとみえる。
いや、理屈はいいんだけど、なんか対策ないんですかね、これ。
私が不器用なだけなのかなぁ。