兄弟と思われる男の子2人が、同じ色のランドセルを背負って、それぞれが、黄色い傘を持って登校している。
今でも、ああいう傘ってあるんだ、と思いました。僕の子ども時代には数える程しか使われていなかった印象ですが、これあれですよね、帽子や長靴、ランドセルのカバーなんかと同じで、黄色で目立たせることを目的とした、子供向けの商品ですよね、多分。
今でも、子どもが登下校中に悲惨な交通事故に巻き込まれてしまうことはありますが、かつての、日本におけるモータリゼーションの中、交通戦争から子どもを守る一環だったのでしょう。思えば、僕の住環境にはありませんでしたが、横断歩道に設置されていた、横断の際に手に持つ「旗」も、黄色でしたよね、確か。場所によるのかな?
いずれにせよ、子どもを交通事故から守るためのものだったんだろう、と。
しかし、黄色い帽子やランドセルのカバーはよく見かけますが、傘や長靴はあまり普及していないイメージです。世代の問題で、僕より上の世代では、もっと普及していたんでしょうか、黄色い傘。
逆に、今は僕が子供の頃に比べ、なんでもかんでもオシャレですから、より一層、見かけないのではないでしょうか。黄色シリーズ。
仮に、黄色い傘が、子どもを守るという主旨ではなく、単なるデザインなんだとしたら、どうなんでしょうか。僕は多分、欲しいとは思いませんし、多くの方は同じ意見なのではないかと思います。
なぜなら、それは絶望的に黄色く、黄色以外になく、目立つのは良いことですが、それは「よくも悪くも」だからです。
だからこそ、あれはそういうファッションなのではなく、子どもの交通安全が主旨なのだと思いますが、それにしては普及していない。雨の日は視認性も悪いので、なおさら黄色い傘は役に立つとは思うんですが。
むしろ、買えるところすら知らない。店頭に置いてあるシーンを見たことがないんですが、あれですかね、上履きとか体育着とか買える店にあるんでしょうかね。
一応、僕には娘がおり、傘だの靴だの、という買い物は経験があるのですが、見かけた記憶がありません。
まぁ、僕は気付かないタイプなので、知らないのは僕だけかもしれませんがね。
一度、じっくり眺めてみたいのです。