僕は、首都圏に住んでいます。
都心、というと語弊があると思いますが、都会か、と言えば、十分に都会です。
また、生まれも育ちもここらへん、という土着民なので、他地域での生活は、短期間しかありませんし、そうかけ離れて遠いところでもなかったので、環境はそこまで違いはないかと思います。
そして、僕は保守的というか、変化を嫌い冒険を避ける性格であるので、他地域への移住、というのは、あまり考えたことがありません。
中年となった今、これから全くの別地域に移住しよう、と考えたら、相当なストレスがあるでしょうし、老後のことも考えておかないとなりませんからね。
先ほどYoutubeで、いわゆる田舎の不動産問題のお話を視聴したのですが、やはり都会と呼ばれる地域と郊外と呼ばれる地域、それぞれ程度はありますが、大きな差として、交通インフラの違いがあります。
その動画で取り上げられていた土地では、電車は廃線になっていて、町に鉄道はない。バスはあるものの利用客も少なく赤字路線で、運行本数は一日数本で、常に廃線が囁かれる状態。地域住民の足は自家用車、という環境だそうです。だからこそますます公共交通機関が利用されず廃線になってゆく、という悪循環もあるらしい。
一方、都会はどうか、というと、交通インフラは整っており、自動車がなくても生活が出来る。なので自動車を持っていない人も多く、ペーパードライバーも多いのでしょう。
ここまで差があると、ポンと住環境を変えるわけにもいきませんね。
僕は自動車が好きなので、足として車を運転することに苦痛は感じませんが、老い、というものを考えてしまう年頃です。
いつまで、自由に車を運転し出かけることが出来るだろう、と考えると、保守的な僕としては、車に頼らずとも生活できるところにいたい、と感じてしまいます。
もちろん、もし僕がそのような地域で生まれ育っていたら、また違った感想を抱くのだと思いますが。
僕の少ない知識で考え、豊富な妄想力でそれを補うのなら、やはり一定レベルでの自動運転による自動車の実用化が求められます。
自治体がそれを用意し、タクシーやバスのように運用するのか、個人が所有し、マイカーとして使用するのか、は、その時の状況で変わると思いますが、自動運転自動車が実用化されたら、相当、過疎問題などにもよい影響をもたらしてくれるんじゃないか、と期待しています。
僕も、自動運転自動車が実用化されて所有できるのなら、ここまで深刻に「住む場所」について悩まなくてもよくなるんじゃないかと思います。移動に関しては、条件が統一化されますのでね。
むしろ、家賃だの地価だのが高い都会よりは、移動に時間がかかっても郊外を選ぶ人も増えると思います。自分で運転するわけじゃないですからね。交通インフラ問題は解決されてしまうわけで、そうしたらだいぶ過疎問題、都市集中型の人口分布にも変化が出てきそうな。
話が飛躍してしまいましたが、今、自分が一番ハラハラしながら思うのは、僕が老後を迎えるまでに、自動運転自動車は実用化されるのか。そして、一般庶民が買えるほどの安価になっているのか、ということです。
自動運転技術は、多くの人の生活様式、老後の考え方が変わるほどの「進化」だと思うんですよね。
まぁ、元気なうちは、自分でハンドルを握りたい、という気持ちはありますが(自動運転の邪魔をする人)。