日本人の平均寿命の半分以上の時間を消費した僕は、これからは人生を終いにするための生き方を考え、加味していかないとなりません。
日本人の平均寿命というのは、健康寿命とイコールではないでしょうから、少し早めに準備が完了するつもりでいないといけません。
僕ぐらい、または僕以上の年数を生きておられる方にとって、生まれてから今までの時間というのは、長かったでしょうか?あっという間だったでしょうか?
僕は僕のことしか言えませんが、おそらく、あっという間だったのではないかな、と思います。その時々では、なかなか進まない時間にヤキモキしたり、イライラしたり、時には絶望しかけたりもしたと思いますが、すべてが遠い思い出となったのち、生まれてこの方を振り返ると、あっという間、という表現が一番しっくりくるように思います。
もし、これまでを「あっという間」と感じるのであれば、単純な計算で、これから自分がこの世を去るまでの時間も、結局、その間際になってみれば、あっという間なんだと思うんですね。
だから、実際の時間はおいておき、スタンスとしては「あっという間に最期の時がくる」というつもりでいないといけません。
まぁ、寿命とか関係なく、誰しも交通事故などのリスクはありますのでね、世間でよく聞く「毎日を悔いがないように生きる」ことが大切なのでしょうし、いつ死んでも良いように生きるのが、一番賢いのでしょう。
なんでこんな話になったのかな。
僕が言いたかったのは、つまり時間というのは「あっという間」である、ということ。
これから僕が老いさらばえてゆくのもあっという間なのだから、今、この時点から新しい何かを始める、ということは無駄のようにも感じるし、何かを今後も継続することすらも、意味のないことのように感じることがあります。
例えば先日、僕より年上の方が、おしゃれな恰好をしてSNSに飲食店での写真をUPしていたのを見かけたのですが。
僕の年齢では、老いてしまうまでは「あっという間」なのだろうし、仮に僕がこのSNSのようにおしゃれな恰好をしていたとしても、それが似合うとか、人に見せられる状態でいられる期間は、もうそんなにないんじゃないか、と思ってしまうのですよ。
すると、あぁ、こういう服いいなぁ、とか、こういうオシャレはカッコいいなぁ、とか思っても、やってみよう、とはなりません。ほんの僅かな時のためだけのことですから。
変な言い方ですが、ここらへんの感覚が、年齢より10年以上先を行っている気がします。例えば40代で、もう「この先は老後でありいつ人生が終わってもおかしくない」と考えるのは、少しせっかちすぎます。客観的にはそう思うのですが、なぜか自分の中では常に「もう手遅れ」の感覚なんですよね。
ただのぼやきです。