先日、ベースの音程の話をしました。
その中で、同じフレーズを1オクターブ上で弾くとイメージが変わってしまう、という話を書いたのですが。
ふと、たまに僕が気にしている、言葉を漢字で表現するか、ひらがなで表現するか、に似ている気がします。
「座る」と「すわる」
「触る」と「さわる」
言っている意味は同じで、発音も同じですが、視覚的に、文字としてみるとどうでしょう。
ひらがなのほうが柔らかく感じませんか。
あぁ、ここも「柔らかい」より「やわらかい」のほうが、より「やわらかい」ですね。
この気付きは自分のオリジナルではなく、ある作家のエッセイで学んだことです。
それ以来、僕も、つたない文章を書くときは、漢字でよいか、ひらがなの方がよいか、などを考えながら書いています。
なので、我が家の猫は「虎鉄」が本名ですが、文字で表現するなら「こてつ」であり、さらに言えば「こて」と呼んでます。
女の子のほうは「姫」が本名ですが、文字で表すと「ひめ」…いや「ヒメ」かな。ツンデレで、パット見はクールビューティ。
話がそれましたが、そんな感じで、同じことを表現するのにも、見た目、聞こえの印象って大切だろうな、と思います。
ひらがなで表現したくなる世界がよいなぁ。