今、乗っている自動車は、僕史上初のハイブリッド車です。
前に乗っていた車とは、車体サイズ、排気量など全てが違うので一概に比較は出来ないものの、やはり燃費の良さは圧倒的です。
ですが、初めてハイブリッド車に乗るのであれば、やはりある程度の勉強は必要なんだな、と思います。こまかな部分で、ガソリン車とは意味合いや機能が違うところがあるようです。
例えば、ブレーキの仕組みはガソリン車とは違い、基本は電気モーターの抵抗で減速するようです。エンジンブレーキのようなもの、と、ガソリン車出身だと考えますが、フットブレーキ使用時も、ブレーキパッドを使って減速するのではなく、モーターの抵抗で減速するとのことです。
ただし、それにより発電しているので、仮にバッテリーがフル充電になってしまうとモーターの抵抗が使えなくなるので、ブレーキパッドによる減速になるんだとか。
まぁ、日常的には知らなくてもあまり影響はないにせよ、極限の時に何か顕著な違いが出るかも知れないので、知っておいて損はないんだと思います。
ギアシフトの意味合いも変わるそうで。
ハイブリッド車の場合、前進に使うポジションは「D」と「B」ですが、Bのことは従来の「L」、ローギアのことだと思っていました。
DとLだけだと、エンジンブレーキにLを使用するのはためらいがあるものの、いずれにせよローギアを使う時のポジションであり、ハイブリッド車のBというのは表記が違うだけだと思っていました。
ですが、Bは“ブレーキ”の意味だそうで、やはり制動力を得たい時に使用するポジションであることは同じのようですが、意味合いとしては「強制的にエンジンブレーキを使用する」のだそうです。
Dで走行している限りは、バッテリーが満タンになるまでは、減速にはモーターの抵抗を使用しますが、そのようなシーンでも強制的にエンジンブレーキを使うのが、Bポジションだそうです。
まぁ、ハイブリッド車の場合はエンジン走行も出来ますので、制動力を得られるのであれば、それがモーターでもエンジンでも走りに問題はないように思います。
ただ、強制的にエンジンブレーキを使用するので、多用すると、バッテリーが充電されないことになり、次の加速時などにモーターのアシストが得られないことになる。つまり、燃費に影響するということなのでしょう。
ちなみにDとBの間に「S」がある場合、「スポーツ」で、スポーツ走行向けのポジションらしい。当然僕は「2速」という意味の「セカンド」の略だと思っていたので、勘違いをしていた、ということになります。
スポーツでは、Dに比べて回転数が高めになり、加減速がより強くなるようです。まぁ、なのでAT車などでうっかりセカンドで走ってしまうようなものと考えれば、効果はさほど違わないのかもしれませんが。
仕組みが大きく違う車を運転する時は、一通り、説明書を眺めてみることが必要かもしれません。思いがけない時に、思いがけないことが起きてしまうかもしれないですからね。
僕みたいな人間が電気自動車に乗ることになったら、さすがに最初は怖くて説明書を熟読しそうです。
※上記のウンチクはネットで拾った程度の情報です。鵜呑みにせず必要な場合はご自身でしっかりお調べください。