禁煙して、10ヶ月。
順調と言うべきなのかはわかりませんが、継続しています。
ここまでやれば禁煙から卒煙になるとか、禁煙者から非喫煙者に切り替わるとか、そういうのはないので、ひたすらに自己満足の世界ではあります。
定期的にしているこの話の、毎回の繰り返しになりますが、特に体調に変化はなく、喫煙したい欲求が体内に継続してあることも、以前と変わりません。
ですが、だいぶ「タバコの匂い」には敏感になったかなぁ、と思います。気付くようになった、というよりは、感度が良くなったというか。
でも、これは喫煙者であった頃は気付いていなかった、というものではなく、気づいてはいたけれど気にとめていなかった、という方が正しいかもしれません。
よく言われる「タバコのニオイは喫煙者にはわからない」というのは、人によっては当てはまらないと思っています。喫煙者という立場でも、タバコの匂いを意識している人は、ちゃんと気付くと思います。
また、漂ってきたタバコの匂いが、喫煙欲求のキッカケにもなりますから、意識してようとしていまいと、喫煙者もタバコのニオイは嗅ぎ分けていると思うわけです。で、フラフラと喫煙所に吸い込まれていくわけですからね。
まぁ、嗅ぎ分けられるから、と言って、タバコの匂いがする!と騒いでも、基本的に会話は「タバコよくない」とか、禁煙させろとか、そういう方向に行きがちなので、喫煙者としては匂いに気付いても黙っている方が得策です。
むしろ、よくないところでタバコのニオイを嗅ぐと「あぁ、これでまた喫煙者の居場所が狭くなる」と、同志の喫煙者を責める気持ちすら生まれることでしょう。
以上は過去の自分でありますし、個人的な見解です。
そして、ここからも個人的な意見になりますが、元喫煙者が禁煙し、場合により嫌煙者にまでなる、というケースは、やはりその人の体内に消えることなく残る「喫煙欲求」を刺激するからなのかもしれないな、と思います。僕自身が、消えずに残る喫煙欲求を体験しているところですからね。
僕の場合は、化学的な中毒というよりも、マインドコントロール、自己催眠が強かったと思われますので、そこから脱出さえすれば良かったので、禁煙期間にのたうち回るような苦労は、いまのところありませんでしたが。
さて。
禁煙1年を迎えたら、保険の「非喫煙者優遇」みたいなのに申し込めるかどうか、調べようと思っています。
ここまできたら挫折する未来はあまり想像しておりませんが、油断せず、自分の中の喫煙欲求を刺激することなく過ごしたいと思います。