誰しも、来年は今年よりいい年になるよう願うだろう。
占いだとかで、来年は悪い年、なんて言われることもあるけれども、人は常に成長し発展してゆく、と考えれば、やはり来年は今年より「いい年」になってもらわねばならない。
今年は、その前の年から比べて歩を進めたことの中で印象に残ったことは、やはり新型コロナが第五類に移行され、様々な制限が緩くなったことが挙げられるだろう。
ウイルスが進化するにつれ、その毒性を弱めている、とも聞いたりするが、なんにせよ、今となっては、あの騒ぎはなんだったのだろう、という静けさである。
もちろん、少し調べれば感染者数などのニュース記事はあるし、今でもコロナ感染による病欠はチラホラいるが、今ではたんなる病欠扱いみたいなもんである。
おおがかりなフラシーボ効果というか、ルールやマナーを変更したことで病気自体の脅威がなくなる、という、面白いような、こわいような、不思議な気持ちである。
ちなみに、僕はまだ人が多い場所(駅や商店街や屋内など)ではマスクを着用しているが、これはどちらかというと会社からの命令による。あとは、まぁ流行り病にせよなんにせよ、病欠というのはあまり印象が良くないので、インフルエンザやただの風邪と同じように予防をしているだけである。コロナを特別視して対策しているわけではない。
世界では、昨年に比べて歩が進んでいないことや、むしろ後退してしまったこともある。
戦争である。
ウクライナの戦争は、いまだ終わりが見えていない。不本意な形での終わりは迎えたくないものの、でも、終わりの見えない戦火、というのもまた、充分に酷だ。来年こそは、できる限り笑顔が多い形で、なんらかの終わりを迎えてもらいたいものである。
そして、世界中を不安に陥れる戦争がもうひとつ、始まってしまった。
こちらは、おいそれとコメントできないほどに、根深く、長い戦いであるがゆえに、平和ボケしたイチ日本人の僕にうかつなことは言えない、と思いつつも、やはりそこで地獄のような毎日を過ごしている人たちもいるわけで、僕は言葉が見つからないでいる。
来年は、大統領や総統など、国のトップが代わるかもしれない国がいくつかある。
日本も、今の感じだと、いつ何時そういうことになるかわからない感じではある。確か、衆議院の任期満了は再来年だったと思うので、解散するのか総辞職するのか、僕にはよくわからないけれど、交代を望む世論をうやむやにするには、よほどの活躍をしないとならないのではないか。
なんとなく、こう、さぁ新年だ!という気持ちになりにくい話が多いと思うが、今は、来年に期待しておきたいと思う。