あと一か所、何処かで火が出たら、いよいよ世界は混沌としそうです。
日本の近くにも、発生しうる火のひとつがあるみたいですし、それは、世界を混沌に陥れる、という意味では、地理的にも、絡む国家としても、残念ながら絶妙かもしれません。
世界を網羅するスーパーパワーも、あちこちの消火活動に駆り出されるうちに、希釈され、その存在感や頼りがいが薄くなるのでしょう。
そして、ごく一部のスーパーパワー以外は、自地域の安全や利益確保が精一杯のローカルパワーですから、代わりは務まりませんし、自国、自地域の利益優先で動かざるを得ません。そこには、日本も含まれるのでしょう。
もはや、世界の各国がどう動きたいか、になりつつある気がしています。頭の上を押さえつける重石は、かつてないほど軽くなっている。
今、すでに発している火が、どのように鎮火されていくのか。消えることなくくすぶり続け、世界中に火の粉を振りまき続けることになるのか。
だいぶ遠くに位置する日本にも、火の粉はそれなりに飛んできている気がします。
それをただ耐える、というのは、日本人は比較的得意なのでしょうが、他の国がどうか、は、わかりません。
そのようなことになれば、防衛能力も当然、問われるでしょうが、センスある外交戦略も求められます。つまり、有能な為政者が必要でしょうね。
独りよがりでは、国民どころか、他国も振り向いてはくれないと思います。