結果がどうなるかはさておき、マスク着用のルール・マナーが緩和され、近く新型コロナも第五類に分類されるというニュースもあり、この角度から眺めれば、日本は今日の陽気のように、思わず未来を期待してしまいそうな感じです。あ、東京地域です。
一方で、インフレ、利上げ、国際情勢など、思わず未来を絶望したくなるような話もまた、盛りだくさんあり、連日ニュースを賑わせています。
全部をひっくるめて、では世界はどうなってゆくのか、日本はどうなってゆくのか、自分の生活はどうなってゆくのか、を考えていかねばならないわけですが、目まぐるしくて疲れてしまうのも本音。
大きな節目というか、時代の変わり目というか、そんなニュアンスを少し感じていたりします。
大げさな話をすれば、民主主義が没落し、いわゆる西側と呼ばれた国々にとって冬の時代になってゆくのかもしれないし、逆に、民主主義が世界を統一し、違いは個々にあれど、ひとつの同じテーブルで世界が話し合っていくようになるのか。
いずれにせよ、試される時が近いのかなぁ、と、自分としては感じたりします。
日本だけでなく、世界のあらゆるところで、少子化、という問題があります。
これは、豊かさの代償というか。
なんか、ネズミでの実験があるそうですね。
外敵がおらず、生活に必要な食料、水、住まいなどが全て揃った環境で生活していくと、動物はどうなってゆくのか、という。
結果として、繁殖力が強いはずのネズミも、最後は子孫を残せずに絶えたそうです。
日本に限って言えば、日本の少子化はこれらネズミとは理由が違うかもしれませんが、でも、納得できる部分もあるように思います。
日本が仮に、稀に見る好景気に恵まれ、子どもを産み育てる経済力を心配しなくなったとして、少子化、子どもの減少は抑えられるのかどうか、一抹の不安はあります。
ま、もともと国土の割に人口が多かったわけですから、適正な人数に自然減少している過程とも考えられます。
以前も書いたように、高齢化、という問題については、少子化が継続し、高齢者世代が少子化世代の方々になれば、良し悪しは抜きにして、解決されてゆくのかもしれませんし。
うーん、暗いなぁ。
桜や草花がちらほら咲いてきた今日の春の陽気が、なおさらその明暗をくっきりと浮かび上がらせるのです。