kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

はてなブログ「今週のお題」

今週のお題「30万円あったら」

日本語というのは難しい。

「30万円あったら」とだけ聞くと、その由来がわからないので、喜べるものなのかどうかがわからない。

今回も出だしから屁理屈で入ったが、日頃から慎ましい生活をし、目的があってお金を貯めて今、目の前に30万円があれば、そりゃぁ嬉しいは嬉しいだろうけども、宝くじみたいなものでポンと湧いて出たようなものではないから、そういう類の金銭とは、喜びの質が違うだろう。

もし、唐突に30万円を手に入れたら、というのも、合法的で思いがけず、かつ、良心の呵責もなく30万円が転がり込んでくる場合となると、どうだろう、宝くじなどだろうか。

いずれにせよ、30万円必要だからと、ツルっと30万円を稼げる人は、これらの喜びとは違う次元におわすと思うので、そういう意味では今回のテーマにはそぐわない。

今回は、自分が自由にしてよい30万円が、自分個人の努力などとは関係ないところで、まさに”湧く”ように発生するシチュエーションであり、また、30万円という金額が、その人にとって”気の遠くなるような大金”であることが前提だろう。


さて。屁理屈はこのくらいにしておこう。私には今回のテーマに「沿う」側の人間である。


ただ、実際のところ、どうだろうか。

私の場合、あまり物欲が旺盛でないということもあるかも知れないが、この金額に、これといってピンとくるものがない。

もちろん、パソコンがあったらいいな、とか、性能のいいカメラがほしいな、とか、そういうのは無数にあるわけで、そんな中でも優先して「これ」というもの、またはいち早く「手に入れて然るべきもの」として、30万円前後のもの、となると、選択が難しいような気がする。


多分、私が若い頃であれば、30万というと、だいたい自動車の免許を取得するのに必要なお金、というイメージだ。今はどのくらいの金額なのかは知らないが。

高校生、大学生あたりになってくると、車の免許を取るにあたって、湧いて出るととても助かるお金だろう。

まぁ、都心部では車の免許を取得せずに過ごす大人もいるから、必ずしも、ではないが。

それでも昔は「身分証代わりに」なんて言っていたものだが、今はマイナンバーカードがあるし、身分証としての絶対的地位も揺らいでいるから、ますます取得率は減っているかも知れない。


あとは、個人的な経験からすると、例えばギターをやっている人が、頑張って金を貯めて、奮発して買うギターというのは、なんとなく、30万前後、という認識がある。

マチュアでこの額だと「うおぉぉぉ!」とまわりも唸るぐらいの金額だと思うし、その思い切り、その覚悟に声が出てしまうイメージである。

そして、どうなのだろう、やはり30万円ぐらいから、ギターというのはグッと性能や音の良さが変わってくるのだろうか。

まぁ、これはギターに限らず、同じぐらいの価格帯の楽器なら、そうなのかも知れない。
例えばギターの場合、安かろう悪かろうなら1万円でもお釣りがくる値段でネット通販で売っていたりする。


結局、今の自分ではパッと30万円の使い道が出てこない。

真面目に答えれば、貯金だとか投資だとか、なんかコロナの補助金みたいな話になってしまう。

なので、そうだなぁ、金額的に丁度いいのかはわからないのだが、125ccのミッションバイクがいいかも知れない。

スポーツレプリカではなくていい。CD125とかがいい。もう生産されてないんだっけか。

自動車でのMT車の所有はもう諦めつつあるが、MTの感覚はまだ感じたい。スピードや攻めの走りを求めているのではなく、単純にギヤをガチャガチャやりながら、やかましく乗りたいだけである。


ん~。こうして思いを巡らせると、なんか本当に欲しくなってきた。

というわけで、30万円がもしあったら、私は125ccバイクということにする。


なお、ちょろっと調べてみたら、CD125Tというバイク、新車での販売価格が31万円ちょっと、ということで、なかなか悪くない数字だった。ただし、その価格での販売開始は、私が生まれた年のようだ。

今現在、中古価格でいくらなのか、そもそも現物車両が生存しているのか、それはわからない。

250cc以上になると、維持費がねぇ…