kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

猫の仕事。

猫は、なんだかんだで、従順だし、素直である。

個々の性格はあれど、飼い主のことを信用しているし、そのうえでの悪戯だったりワガママだったりするので、賢くもある。

もちろん、保護猫などではトラウマを抱えた猫もいるので、一概にすべて、というわけではないのだが、それでも、猫の持つ「魔性」的なイメージと、実際の猫はけっこうかけ離れている。愛くるしい感じである。


我が家の猫は、出勤する時は、基本的にお見送りをしてくれる。

が、遊んであげていなかったりすると、お見送りをしてくれない。


帰宅した時も、基本的には、お出迎えをしてくれる。

が、それはおもちゃを咥えた状態で、さぁ遊ぶよ!という、ワクワク感たっぷりのお出迎えであり、その期待を裏切ると、翌朝のお見送りはない。


このように「空気のように信頼している」というか、信頼していることすら気付かないような当たり前の愛着の上にあるワガママとか文句とか、これってすごいことだと思うし、また、うれしいことでもあるし、これが生きる活力になっている人もいるんだろうな、と思う。

私が仕事のことで思い悩んでいても、猫は、まさかこの生活が壊れるなんて思ってもいないし、飼い主と生き別れになるとも思わないだろうし、甘えのうえにワガママを重ねてくる。

この世間知らずな小悪魔っぷりを見ると、あぁ、こいつらの生活を壊しちゃいけない、と、我に返ることが出来る。


あ、いや、猫を手放すつもりはないですけどね。

ただ、私が全てを放り投げ引き籠ってしまったら、そういう未来も、全くないとは言い切れない、という話です。


人が弱った時、現実から逃避してしまいそうな心を現実につなぎとめる。

それも、猫の大事な仕事なんだろう。

物置ゾーンでふてくされるの図。