kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

まことしやか。

私の子ども時代に比べ、今はブログとか動画とか、一般で手に入る情報というのはぐっと増えましたね。

 

今だからわかりますが、限られた人達が情報発信をしていた時代だっただけに、怖さも感じてしまいます。子どもだったんで知らないで育ちましたけどね。

 

ただ、情報が気軽に手に入る時代になると、「まことしやかに語り継がれる」系の話が少なくなったような気がします。

 

本当に有用な話であれば、誰かが金のネタにネットで晒しているのかもしれませんし、同じく金のネタにその真相を暴いているのかもしれません。

 

 

今でこそ、まだインターネットに接することなく過ごす方々がいらっしゃいますが、そう遠くない時代、老若男女がすべからくインターネットの情報を得ながら生活するようになるでしょう。

 

すると、いよいよ「まことしやかな」話というのは、絶滅するのかもしれません。

 

 

ホラー映画などで、その村の長老とか古くから住む老人が、村に語り継がれる秘密や伝説を語る、というシーンは、現実味のない、強引な設定になっていくのかもしれません。

 

スマホでググれば「○○村の伝説、検証してみた」とか「○○村の秘密、○個の矛盾」とか「○○村のやばい伝説5選」とか、出てきてしまうのかもしれません。

 

 

ああいう「ここだけの話」とか「地域の人だけが知っている」とかの情報は、例えば一般人である我々の、ささやかな「マウント」ネタだったのかもしれません。

 

マウントが取れる範囲が狭いといえば狭いですが、今でも「どこどこの○○は〜」といった、親戚内や、村内の家同士のマウントの取り合いという景色があります。

 

私はそういう文化からは無縁でおりましたので、たまに祖母関係のことで隣県に行くと、そのような話に触れ、対応の仕方がわからず困ります。

 

 

そんな、自分達しか知らない情報、というのは、優位に立つための、貴重な手段だったのかもしれません。

 

そういう文化が廃れていき、皆が、良くも悪くも平等に情報を得る中で、どのようにマウントを取っていくか。

 

いや、違うな。

 

情報が平等に行き渡り、不足なく検証も出来るようになったら、よく言えば、何か発展を妨げるような枷が取り払われるような気もしています。

 

 

悪く言うなら…

長老の言うことを聞かなかったがために祟りに触れて命を落とす人間が増える、ということでしょうか。

いや、雰囲気ありすぎ。