kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

スタンス。

現代の仕事感は、なんとなく、戦乱の世にスタンスが似ていると思った。

 

自身の、自家の存続をかけて、仕えるべき勢力を選び、時には後世に裏切りとか寝返りと言われるような主家変更をし、生き延びてゆく。

 

人によっては、主家を変えるどころか自分が乗っ取ったり、新たに独立したりと、まぁ現代で言う日本の美学の裏には、そういう一面もあるわけで。

 

 

現代社会においては、終身雇用が崩壊した、という現実はあれども、気に食わなければ勤める会社を変える、というスタンスは、なんとなく、近いのかな、と思った。

 

もちろん、背負っているものが違うかもしれないが、昔から自分の命や家よりも功名、というのが選択の基準だった人もいただろうし、守るべき「家」を作るため、という人もいたと思う。

 

現代の転職も、収入、安定などを求める一方で、自己実現とか、独立して一方の雄として起つ、という野望がある方もいるだろう。

 

 

一方で、美学に代表されるような国民性もあるので、血縁とか、昔からの伝統に邪魔されて、有能ながら主家と共に滅んだ人も多いだろうし、全て承知で、あえて滅びの道を選んだ人もいる。

そして、そのスタンスは、終身雇用がなくなった今でも、一定の人達の中に消えずにあるだろう。

 

 

推測、憶測の類で組み立てている見方なので、あまり信憑性はないものの、こうして照らし合わせて考えるのは、とても暇つぶしにはなる。

 

歴史上で、悪名というより、情けない人生を歩む登場人物はいるものだが、実際には、それを覆して生きることは、想像を絶する胆力が必要だったんだろうと思うし、たぶん、自分は情けない登場人物の側だろうなぁ、と思う。

 

というか、歴史に名前が残っているだけで、たいした人物なんだろうなぁ。