kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

戯言。

合従連衡

 

古代中国の話で、始皇帝で有名な、秦にまつわる言葉だ。

 

合従は、強大な秦に対して、諸侯が手を組んでその野望を阻もうという策で、西にある秦に対し、東側の諸国が団結した。

 

連衡は、秦の外交政策で、各国と個別に同盟し、そばにある非同盟国を攻める、というやり方である。

 

 

さて。

 

現代も、この地球上を舞台にした合従連衡が複雑に絡み合っている。

 

私が知っている古代中国のそれよりも複雑で、また、対立する双方の実力が測り知れず、額面上の実力で言えば、世界が二分されつつあり、第三次大戦を嫌が上にも想像させる。

 

 

とある大国は、かつて、一方の雄として君臨しており、衰退を始めてもなお、武、に関しては常にトップクラスの実力を保ってきた。

が、ここに来てその本当の実力が世界に晒されることになり、まだ最終兵器を保持はしているが、どういう結果になろうと、覇権国としては脱落していきそうだ。

 

その南に、逆に日の出の勢いの大国がある。

 

その飛躍的進化はすさまじく、上記したかつての覇権国を凌いでいるとも思われるが、まだ全て机上の話であることから、その真の実力はわからない。

 

かつて眠れる獅子と怖れられ、蓋を開けたら猫だった、というような辛酸を舐めたが、今度はどうだろうか。

 

 

西の方に目を向けると、前時代から常に先進であった国々の連合がある。中には元覇権国もある。

常に世界の中心にいたが、今は、振り回されることの方が多い印象だ。

 

残念ながら、連合していないと、個々の国では前述の大国には及ばず、このまま世界が、国が淘汰されていくのなら、連合ではぬるく、そのうち1つの国になってしまわないとならないような気もする。

 

 

さらに西には、現在の覇権国、超大国があり、どういうことであれ、この国の影響は全世界が受けているだろうし、今のところ、前述の大国とガチンコでやりあえるのは、この国だけだ。

 

ただ、最近はどうも腰が重いような印象で、それは単に、慢心しているというより、本気が必要なほど、前述の大国との実力差が縮まっていることと、それで万一、劣勢になることがあれば、一気に世界の趨勢が変わり、覇権を失うことへの、及び腰に見えなくもない。

 

 

日本は、相変わらず不器用である。

 

地図の見方によっては、前線に置き去りにされた一個小隊のように突出しており、カッコよく言えば敵陣営に打ち込まれた楔ではあるが、覇権国でも及び腰になる大国2つに挟撃されるような位置でぽつねんとしていて、それでいてアレルギー反応を起こしている。

 

まわりに味方がいないわけではないが、さらに小さい国々で、中には旗がどっちに向いているのかわからないような国もある。

 

一万の大軍を前に、百や五十の小隊がいくつか群れているような状態で、桶狭間のような奇策を持ってやっと可能性があるぐらいの、けっこうな死地にいると思う。

 

 

日の出の勢いである大国も、その野望を顕わにしてきており、嫌な意味で、世界情勢が、新たな章に向けて動き始めている気がする。