レアメタルとか、金などの鉱物やエネルギーが、日本の海底に多く埋蔵されている、という記事を時々見ます。
採掘するにはコスパが悪く、商用化されていないようですが、特にエネルギーに関しては、今後、四の五の言わずに採掘しないとならない時が来そうな気もしますね。
何やら金鉱石も取れる、みたいな話も聞きます。加工だか処理をする必要があるらしいので、これもコスパなどの問題があるのでしょうけども。
エネルギーと同じ所からなのか、金専門の埋蔵場所があるのかは知りません。
ただ、これはだいぶ幼稚な考え方になるのですが、大量に金が採掘できたとして、それを売れば大金持ちだ!となるのかどうか。
大量に流通すれば値が下がるわけで、値が下がればコスパが悪くなるということになり、結局、採算が採れなくなるのではないか。
まぁ、金の場合、ただの貴金属ではない存在感がありますので、また違う仕組みがあるのかもしれませんが。
エネルギーについては、ひたすらに消費するためのものなので、もちろん流通量で価格の変動はあるでしょうが、最悪は自分たちのエネルギーとして消費するだけでも経済効果はありそうなので、わかりやすい。
レアメタル、レアアースも、どちらかというと加工や製品開発、製造に必要なイメージがありますので、売る、ということをしなくとも、自国で使用するというだけでも効果はありそうです。
金にもそういう側面はあるでしょうから、一概に希少性だけでどうのこうのは言えないんでしょうけども、私のような経済音痴からすると、そんな心配をしてしまったりします。
それと、話はそれますが、日本は資源の乏しい国としてよく挙げられます。
そんな中で、賛否はあろうとも外交で資源を確保したり、無いなりのやり方、というのを模索してきた、という一面もあるのではないかと思います。
そんな日本が、仮に資源大国になったら。
日本人は生真面目な性格なので、資源による収入だけに頼らず進歩を続けるのか。
それとも、資源による収入に頼り切ってしまい、産業などが衰退してしまうのか。
今の日本の経済状況では、とにかく収支を正常化させよう、と、資源を売ることによる収入に目が向きそうな気もしますし、一度それをやってしまうと、国の構造が「そうなって」しまうような不安があります。
まぁ、日本は昔から資源がなく苦しんできた歴史がありますので、ちゃんと歴史を学んでいれば、安易にあぐらをかくことはしないと思いますが…。
私は、あぐらをかくタイプですのでね。
つい、そんな予測をしてしまいます。