映画のような、と言いたくなってしまうほど、この度の戦争は、他人事として表現するなら、ドラマチックです。
首都を急襲する特殊部隊から始まり、大統領を守るために報道にはけして出てこない特殊部隊員の戦いがあり、類まれな用兵による防衛戦、兵隊以外の国民をも含めた心理戦に、メディアを駆使した情報戦、核の脅しに、新しい分野ではドローンを使った無人兵器。
今度は「反政府組織」が動き始め、それも単発的な、暴動のような蜂起ではなく、どうも軍と結びついた、戦略の一部として、戦術を持って動いているようです。
そして、噂される、大反撃戦。
将来的には、映画化が既に約束されているような、派手な戦争です。
もちろん、報道では数字としてしか出てこない犠牲者が多数おり、映画では表現出来ない暴力や理不尽もあります。そこには、幾多のやりきれない思いや、哀しみ、怒りがうずまいているのでしょう。
この戦争が、世界にもたらす影響は大きいですね。
大国がガチでやりあう戦争というのは久しく無かったので、世界が目を覚ますには充分なインパクトがあります。目指す軍事の凄惨さ、むごさ、というものが見事に体現されました。
違った見方をすれば、噂と実態の乖離もあり、この戦争のデータをもとに改めて計算をし直したら、世界の軍事ランキングもけっこう順位が変わってくるかもしれません。
キナ臭い、と呼ばれる国際情勢は他にもあるわけですが、それらにどのようなインパクトを与えているのか。
今回の戦争が終結したとしても。
当面は、新たな戦争、軍事の在り方を模索して、世界は騒がしくあり続けるかもしれません。