コロナ禍というのは、様々な方面で、様々な影響を与えています。
テレワークをはじめとした、働き方についての意識改革というのも、コロナ禍がもたらした大きな影響のひとつですね。
最初は、コロナ禍における臨時的な措置だと思っていたものが、本社の移転とか、営業所の統廃合とか、勤務時間の多様化とか、コロナ禍が過ぎ去っても継続していこうという気配があちこちで見られます。まさにSDGs。
負の遺産もあります。
コロナ禍は、当初の想定以上に長引きました。というかまだ過ぎ去ってはいません。
私は、コロナ禍の始まりの頃、とある営業所の責任者という立場から、異動になって今の部署にきました。
それからまた時が流れており、うちの会社の大半の営業所で、このコロナ禍の中、責任者が変わっています。
新たに誕生した、これらの新しい責任者達は、出だしの研修から、定期の様々な会議まで、全てZoomでしか経験がありません。
一同に介したこともなく、面と向かってドヤされたこともない。会議中、足を組んでいても見えないし、ミュートしてしまえばブーブー文句を垂れていても平気です。
だからなのか、あまり緊迫感がない。
私だったらおちおち寝ていられないような大トラブルが起きても、飄々としているんですよね。
もちろん、コロナ禍の責任者ならではの苦労もあります。社員がバタバタ倒れるので、営業所をまわすだけでも相当苦労しているとは思います。私も、しょっちゅう応援に駆り出されましたしね。
それでも、どこか事務的というか、もうちょっと、現場の長としてジタバタする場面じゃないのかな?というところでも、まるで他人事のような雰囲気が見えます。
この夏、少なくともうちの会社は、品質が大きく低下したと言わざるを得ません。
これは、第七波で多くの人が出勤できなくなり、各営業所がその日暮らしのような状態になってしまったこともあります。
ただし、それにプラスして、何かがあっても、会議室でパソコンに向かってしおらしくしていれば事が終わってしまう、という、コロナ禍における責任者の在り様、という環境もあると思います。
まぁ、それを「よくない」と、私からは言えません。
ただ、どこか事務的、機械的になってしまい、品質を保つための緊張感とか、崖っぷち感が見えてこない。
ま…
旧世代の、愚痴ですな。