今週のお題「引っ越し」
私が子どもの頃は、毎年1~2人は、各クラスに転校生がいたような気がしますが、今はどうなんでしょう。
当然、子ども達の都合であることはごく少なく、その大半は「親の都合」ということでしょう。
10代~20代の引っ越し理由は、進学や就職を機に、というのが多いでしょう。
一方で、子どもが「転校生」になる引っ越し理由で多いのは、親の転勤、でしょうか。
ですが、今では共働きも当たり前にある時代ですし、家族まるまる引っ越し、というのも、なかなかハードルが高いのでは。
子どもがいる世帯では、子どもの年齢などを考慮し、場合によっては単身赴任にするなど、方法を考えていかないとならないですね。
他には、家を買う、実家に戻る、継ぐ、などでしょうか。
いずれにせよ、家族があっての引っ越しというのは、家族のうちの誰かの都合によって、他全員に影響があることなので、よい事なのかどうか、というと、何とも言えません。
私にも一応、私の遺伝子を継ぐ存在がおるのですが、できることならひとつの学校を全うさせたいなぁ、と思います。
小学校なら同じ小学校、中学校なら同じ中学校に、入学から卒業まで、ということです
これは、私の思うところですので、考え方は色々あるんだと思いますが。
私がよく読ませて頂いているブログ主さんも、転勤とお子様の学校のことで悩まれておりましたので、それぞれ、思うところはあるのでしょう。
blog.naruzawan.net
なんとなく「転勤による引っ越し、それによる影響、特に子ども編」という感じで書いておりますが、実際、私が子どもの頃と現代とでは、転勤の数、転勤による引っ越しの数というものがどう変わっているのでしょうか。
ざっとネット上をうろついた感じでは、何十年も前のことは出てきませんでした。
ここ十年ほどでは、あまり差はなく、むしろ単身赴任者が増えているような記事はありました。
ですが、私が子どもの頃ですと、終身雇用というものが当たり前にあった時代で、拒否権のない転勤というのは、今よりも多かったのではないか。
逆に、現代のように終身雇用という安心を与えられない企業側は、従業員に強く転勤を求められない、とも言えましょうか。
もちろん、それで実際に拒否するかどうか、というのは個人の考えで、強制するかどうかは企業の判断ですが。
私の会社も、随分と優しくなりました。まぁ、私が入社してからしか知りませんが。
ここ最近では、正社員という立場で、転勤のない働き方を模索する、というようなこともしているようです。
昔は「お前、4月から〇〇営業所な」と言われ、否応なく転勤を余儀なくされていたものですが、今では、まず本人に打診をし、OKが出たら正式に人事異動を発令する。
断られた場合を想定し、第三候補ぐらいまで人材をピックアップしておく。
みたいなことをしています。
国が進める「働き方改革」でも、転勤という文化を問題視する一面があるようです。
仕事と家庭の両立、という面からです。
ですから、転勤でも特に「単身赴任」という形は、この両立を阻害するものとして問題視しているようです。
もしかしたら、今後、転勤という文化の考え方も変わってくるかも知れませんね。
昨今のコロナ禍で、外に出ないための働き方、手段も色々と増えました。リモート勤務などですね。
現地にいなくとも業務が出来る、という仕組み、体制がもっと発達していったら、もしかすると、転勤が減るかも知れません。
※とはいえ、その発達のためにコロナ禍が続くのはマッピラですが
今日も、春一番の中、用事があって外出しましたが、多くの引っ越し屋さんを見かけました。
ここまで散々ネクラな話を書いた私ですが、引っ越し屋さんのトラックには「新生活」「心機一転」といった、前向きな言葉が似あうなぁ、というイメージを持っています。
お引越しされる皆様、生活がバタバタでしょうけど、頑張ってください。