kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

時事ネタ。

殺生石が真っ二つに割れた、というニュース。

ネットニュースではだいたい掲載されていたので、ご存じの方が大半だろう。
九尾の狐が封じられているという、石である。

ニュースのコメント欄を覗くと、科学的な推測、人為的(いわゆる犯罪)であるという推測が目立つが、私個人としては、素直に受け止めてもよいのではないか、と感じたりもする。


九尾の狐を封じた石が、割れたのである。

これは、九尾の狐が、長い時を経て、ついに滅したのか。
それとも、封を破り、外界に飛び出したのか。

絡みのある鳥羽上皇が1156年に没しているので、最晩年に関りがあったとしても、800年以上に渡り、封じられていたことになる。
ただし、1385年に打ち砕かれ全国に飛び散った、という伝承があるので、その時に滅したのかどうか、それはわからない。
打ち砕かれたのは、上総、または下総なので、千葉県。今回割れた殺生石は栃木県なので、飛び散った欠片のひとつ、ということになろうか。


世の中を見れば、厄災とも言える事象はいくつもある。

世界的に蔓延する感染症
世界が注視する侵略戦争
その侵略戦争が世界に与える影響。

日本に留まらないあたり、九尾の狐らしいとも言える。
九尾の狐は、中国、朝鮮半島ベトナムなどでも大暴れした、国際的な悪役キャラだ。

例えば、封神演義に出てくる、笑わない妃である「妲己」は、九尾の狐の化身であるという。
そうすると、紀元前から九尾の狐は世界を舞台に暗躍していることになる。


まぁ、先ほど挙げた現在の世界的悲劇が九尾の狐の仕業なのだとしたら、少し、石が割れるタイミングが遅いのではないか、とも思えるが、そういう世界の法則はわからないので、因果関係がないとも言い切れない。

それに、九尾の狐が厄災をもたらしたのではなく、世界を覆う「良くない空気」「悪い意識」が、九尾の狐に力を与えた、という考え方もできるかも知れない。


もし、滅したのではなく、解き放たれたのだとしたら。
これからの世界情勢、ニュースには、よくよく注目しておかねばならない。

なんせ、九尾の狐は、そこいらの妖怪とはスケールが違う。時の権力者に取り入り、国自体を動かそうとするのである。

中国では殷の紂王、日本では鳥羽上皇である。

なので、九尾の狐が関わる「悪さ」が今後あるのだとしたら、国単位、少なくとも権力者単位での動向に変化があるはずである。

そういえば、どこぞの国の大統領、顔つきを動物に例えると…。

まぁ、九尾の狐は神獣・霊獣の類であり、我々が動物園などで見かける狐とは違うわけだが。


仮に、解き放たれたのではなく、滅したのだとしたら。
封じてから800年以上をかけて滅したことになる。

あえて、現実味のある表現をするなら、まるで放射性物質だ。
本来の放射性物質は、半減期で何千年、何万年という時間が必要なものもあるらしいので、それに比べればかわいいものだが、もしかすると、殺生石とは放射能を持つ石なのだろうか。たしか、由来は溶岩と聞いたこともあるので、あながち的外れでもないのか?
打ち砕かれる前には毒気を放っていたというし、ますます、九尾の狐=放射性物質(もしくは生物)という線が出てくる。


と、思うままに綴ってみたが、どうだろう。

800年の昔には、当時の法則、科学があり、当時の人もそれに基づいた行動をしているわけで、それらは、今でこそ現代科学に駆逐されかけているものの、機能しなくなったわけでも消滅したわけでもないので、私たちがわからない法則が現代に発動したとしても、それはそれで、そういうことなんだろうと思う。

800年前であれば、殺生石が割れたという一事をもって、吉凶を占ったり、祓いを行ったりして、厄災を避けようとしたのだろう。

現代では、どのようにして、その厄災を回避することが出来るか。
軍事?経済?それとも、新たな何かだろうか。

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野生の狐には安易に触らないこと。