以下は、特に情報収集もしていない、私の戯れ言ですので。
世界中が注目している戦争について、様々な憶測や疑問が飛び交っております。
そんな中で、なぜ米国は武力参戦しないのか、というのがあります。まぁ、これはNATOにも同様の疑問、意見がありますけども。
もちろん、国際的なルールとか、同盟とか、条約とか、いろんなことが絡んではいるわけですが、もっとシンプルに考えてみました。
それは、覇権を失うリスクを考えている、ということ。
米国は、全世界が認めざるを得ない、覇権国です。経済力も、軍事力も、飛び抜けています。
歴史を紐解くと、これは以前のブログでも書きましたが、敗戦は、覇権を失うきっかけになります。
覇者は、負けてはいけない。
苦戦することも、許されない。
覇者として堂々と、完全に勝つことが求められます。
今、渦中の侵攻国が、よい例です。
よくも悪くも、かつての大国・連邦の後継として存在し、軍事力も世界2位。これだけの軍事大国が、数日で完遂見込だった侵攻戦を、いまだに終わらせられていない。
簡単に、完全に勝つはずだった。
それが、軍事力では20位を下回る国を相手に、勝ち切れていない。優勢はゆらがずとも、です。これは「手を焼いている」と世間には映ることでしょう。
どう転ぶか予断は許さないものの、仮に勝ったとして、よほどの理由付けがないと、残念ながら世界の評価が変わっていくきっかけになりかねない。
そして、一度下がり始めた評価は、急坂を転げ落ちるが如くで、急速に求心力をなくし、与力国は離れ、ひどい場合には立場が逆転し、近隣諸国に全身を、あちこちから蝕まれ、消滅してしまうリスクすらある。
もしかすると、今既に、与力国の間では新たな覇者を求めて、色々と考え始めているかもしれません。
なので、米国も、うかつにまずい戦争をすると、同じことになる、というわけで。
やると決めたら、世界の評価にふさわしい勝ち方をしなければ、負けなかったとしても、覇権を失うことになります。
難しいことはわかりませんが、極東地域を見ると、経済力2位、軍事力3位である国の動向が色々と予想されています。
単純に、米国VS軍事力2位+3位、という構図に仮になれば、米国としてはかなり深刻な問題になるでしょう。かつてない、強大な敵となります。
まして、二正面作戦を強いられ、与力する西側諸国がどれだけ積極的に動くかわからない。どの国も勢力も、まともにぶつかれば木っ端微塵にされる程度の国力しかありませんから、及び腰になることは想像される。
覇者としての勝ち方が見えてこない。
そういうことなんじゃないのかな、と。
あ、核兵器のことは、計算に入れていません。