電動アシスト自転車、というんですかね。
電気で動くモーターが、自転車を漕ぐ力をサポートしてくれる。
画期的だと思うし、あくまで漕ぐ人力をサポートする、という意味で、いわゆる自動車とは違います。
ただ、この電動アシスト自転車が普及し、同時によく見るようになった光景が、パンクですね。
厳密には、ぺったんこのタイヤで爆走している自転車です。
便利の裏返しというか、得たものの裏の、失ったものと言いますか。
100%人力であれば、タイヤの空気が抜けてしまえばペダルが重くなって気付くものが、モーターアシストにより、その変化に気付かなくなってしまった、ということでしょう。
ただ、明らかにタイヤの空気が抜けていれば、カーブを曲がる時など、明らかにグリップせず、後輪が外に流されるような不安定さとか、そういうのがあるはずなんですが、そこは逆に人間の適応能力が活躍してしまっているのかもしれません。
いずれにせよ、適切な空気量で走らないと、コーナーリングの不安定さもありますし、制動力も下がるでしょうから、単純に危ない。
それでいて、モーターのアシストにより、すさまさじい速度で爆走しているのだから、いつ何時、という不安を、見ているだけでも感じます。
今では自転車も保険に入るのが当たり前ですが、これら保険は、整備不良でもちゃんと支払ってくれるんですかねぇ。