バスでは、手すりなどに掴まらないようにしています。
まぁ、きっかけはコロナ感染対策ですが、なんだかんだと、電車やバスに乗るときは、掴まらないことが多いです。せっかくだから、体の鍛錬をね、しようかとね。
ぎゅうぎゅうに混んでると無理ですが、正面のウィンドウから景色が見えると、これも意外と楽しいものです。
バスが曲がるのに合わせて、重心バランスを移動すると、ちょっとしたスノーボード感覚です。
スノーボードは、若い頃に少しやりましたが、結局、冬のスポーツはスキーである私です。
最近は、ファンスキーでお気楽に滑るのが専らです。
話がそれましたが、バスの運転は大変ですよね。
なんせ、客が、シートベルトはしてないわ、座ってすらおらんわ、ということで、揺らさないハンドリング、緩やかな加減速など、車内に向けた気配りは、相当なものだと思います。それでいて、公共交通として、交通安全も人一倍、気を配らないとならないですからね。
まして、会社にもよるんでしょうが、発進します、停車します、曲がります、揺れますなど、いちいち「アナウンス」しながらの運転となると、たぶん、私は性格として無理です。
なんか、運転手さんに色々と負荷かけすぎじゃないかなぁ、と思います。
あまりやるべき事を課し過ぎると、本来、最優先すべき事項がおろそかになったりするんじゃないか、と心配です。
どこの業界でもあることなんでしょうけども、過剰なサービス合戦みたいな時代がありましたが、今は、どうなんでしょうか。
多分、バスの運転手、という仕事にしても、一人当たりにかかる負荷というのは、昔に比べて大きくなっていると思うし、それが、元の状態に戻ることはなく、新しい「当たり前」として定着している。
運転だけを切り取れば、昔に比べたら楽にはなっていると思います。都心部のバスであれば、主流はギアチェンジは必要のないATだし、マニュアル車であっても、長いロッドのギアを前後にガチャガチャやるような車両はなく、ダブルクラッチなどの技術も今のバスは不要でしょう。
また、切符や運賃の徴収も自動化されているので、そういう負担は減っている。
ただし、代わりにやるべきことが増えたと思います。
なんせ、となりのトトロの時代は、運転技術こそ今より必要でしたでしょうが、あの時代は、バスガールでしたっけ。乗員がもう一人いて、二人がかりでした。
まぁ、やってる内容、提供されるサービスは今と違うのでしょうけど、一人で切り盛りするには守備範囲が広すぎる気もします。
安全第一ですから、余計なことは気にせず、安全運転に集中させてあげたい。
とはいえ、乗員を増やせば、それはそのまま運賃に反映されるのでしょうから、難しい話ではあるのでしょう。
たまに、疲れた声のアナウンスを聞きます。
サービス業ですから、疲れていようが笑顔でいないといけないとか、ストレスは色々とあるんだろうなぁ。
そんなことを考えつつ、昨日のブログではヤダヤダとダダをこねたバス通勤を、少しでも楽しむ方法を探しています。