素人の理解での話。
ワクチンというのは、疑似的な病原体や、ごくごく弱らせた病原体を体内にあえて入れ、専用の抗体を作るなど、体の抵抗力を作るために行われると。
なので、体が病原体と戦うにあたり、発熱したり接種個所が腫れたりするわけで、これは症状はつらいけど、体が頑張って抵抗力を作っているしょうことも言える。
で。
コロナワクチン、私は3回接種しているわけだが、全回にわたり、副反応がほとんどなかった。
これは、さっきの素人理論でいくと、体が戦おうとしていないわけで、3回の接種で、抗体はちゃんと出来たのかどうか、甚だ疑問である。
しかし、さすが私の体だなぁ、と思うわけである。
無抵抗主義とか、そんな崇高なものではないが、擬似的とはいえ病原体が入ってきているのに、まったくの無関心なのである。
考え方によっては、発熱するまでもなく軽くキュッと捻り潰してやったわ、という可能性がないわけではないが、そうすると、それはそれで私の血液からとても有用な薬とか作れてしまうんじゃないか、という方に妄想が膨らんでしまう。
とはいえ、自覚としては今日まで発症には至っていないわけで、無条件で敵を受け入れているわけではないのだろう。なんらかの形で抵抗し、撃退していると考えるほうが普通で、一度、抗体検査をやってみても面白いかもしれない。
4回目のワクチン接種の話が巷であるが、私が仮に接種したら、やはりまた無反応なのでは、と想像しつつ、3回目の接種で一週間寝込んだ会社の人の話を聞くと、どれほどの副反応に見舞われたのか、と、想像が届かない世界に興味津々である。
もはや記憶も曖昧だが、私の3回は確かMMFという順番だったので、これまた巷にある、どういう組み合わせ、順番で接種すると効果が高いかとか、そういう話上でどのような位置付けになるのかはわからない。
ただ、率直に述べてしまえば、私にとってのワクチン接種は、感染防止とか発症抑制とか、そういう意味合いではなく、円滑な社会生活を営む上での、今を生きる人間としてのマナーのような認識である。
それは、その他のことでもそうで、外出するのにマスクを着用するのも、同じような理由である。
このような、同調圧力のようなものがあったにせよ、それが個々の感染防止に少しでも効果があればそれでよく、多くの人の価値観が、自身の感染防止よりも、自身が病原体として振る舞うことを防止するため、というところに重きを置いていると思っているので、そんな多くの方に敬意を表しつつ、それに倣っているに過ぎない。
私が、今まで感染なく過ごしてこれたのは、この、マナーとしての対策によるが、けして自身は感染防止に積極的という自意識はなく、いわば受け身であり、社会生活を円滑にするためが主目的なので、それで感染せずに過ごせているのは、腑に落ちない側面があるのも確かなのである。