kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

身バレ。

少し前に書いたとおり、今の私のブログ活動は、ただ、書くのみである。

 

なので、しばらく、アクセス数なども気にしていなかったのだが、なんかここ2日ぐらい、明らかに数字の動きが変なので、何があったかと、とりあえずお知らせを覗いたわけだが、どうも、以前にお題で書いたブログがピックアップされたようだ。

 

その特集(?)記事もついでに読ませてもらったのだが、確かに私のブログが取り上げられていた。

 

 

で。

 

もともと、あまり多くの人の目に触れることを目標に書いているわけでもない、というのもあるが、特にこのピックアップされたブログを書いた頃は、既に今のような「書くことがやっと」のブログ活動になっていたので、より一層、それが顕著である。

 

そんなブログを取り上げられてしまい、うれしいはうれしいのだが、考えてみれば、身バレしかねない記事であることに、少しモヤっとしたものが残る。

 

 

しかし、そもそも、身バレして困る、ということがあるのか。

 

と、いうより、例えばアフィリエイトなど、ブログにより収益を得ようと活動している場合は、少なくとも収益が発生する時点で、なんらかの形で個人の特定が出来るようでなくてはならないだろうし、著名な人であればいざ知らず、そうではないブロガーの個人情報、それをわざわざ辿って個人を特定することは、多くの場合、コスパが合わないので、そんなに危惧する必要もないと考える。

 

手に職を持っておられる方々、さらに、それをフリーランスという形で生業とされている方々は、私のブログを応援してくださる中にも複数いらっしゃり、それらの方の中には、身元を明らかにしてブログを書かれている方も当然おられる。

 

ブログを生業の宣伝として行うのであれば、むしろ、個人または会社、店舗などにたどり着けないと意味がないだろう。また、そうでなくとも、既にリアルな社会で個人を晒して仕事をしているわけだから、ブログで個人を晒すことには今更感があるのやもしれない。

 

 

私個人が、ではなぜ、身バレを気にするのか、と考える。

 

まずひとつ思いつくのが、現実世界との接点となる、ということである。

 

身バレ、というのは、これまで自分が作り上げてきた私という個人が生きる、リアル社会との接点を持ってしまう、ということである。

 

普段、現実社会ではおくびにも出していない本当の自分とか、イケてない自分とか、生まれた日から昨日までに形成された自分にはない要素をひっそりと晒す場の消失を意味する。

 

それは、さらに掘り下げれば、そんな、現実社会に作り上げられた自分に満足がいっていないことの裏返しであろうし、本来の、今では隠し通すことが当たり前になってしまった自分が、違った形で世間に認められるための機会を得る方法であったということだ。

 

 

たぶん、私は、現実世界ではあまり卑屈ではない(と思う)。

 

それは、卑屈であることはカッコよくない、と思っているし、なんでそれがいけないのか、と考えれば、生きていくため、特に人間関係においてプラスの要素ではないからで、だからと言ってはあれだが、確実に私のことを「社交的」で「前向きな人」と勘違いしているであろう知人が、何人かは存在する。

 

だが、生来、私は卑屈っぽいし、基本の思考回路がネガティブであるし、根に持つし、怠惰だし、相当な気分屋である。

自分でそれは知っているが、これら要素は、すべて人間社会の中で生きていくためにはマイナスの要素なので、それを隠して生きているに過ぎない。

 

その分、このブログでは、私が怠惰であることを隠したくないし、努力が嫌い、勉強が嫌い、というのも隠したくない。

 

そんな自分を見てもらい「そんな人がいても当然さ」とか「実はみんな、心ではそう思っているんだよ」とか、まぁ慰めてもらいたいというか、承認欲求を満たしたいのだろうし、私からの発信という意味では、私と同類の人に、あぁ、同じように生きにくさを感じている人がいるんだ、と、安心してもらいたい、という思いもある。

 

 

生活の苦しさも含めて、作り上げてきた自分とは違うフィールドで、接点を持つことなく晒していくことがブログを書く意味のひとつであっただろうに、ある日、コメント欄に「あれ、もしかして〇〇中で〇〇部だった?」とか「久しぶりに今度会おうよ」とか、そんなコメントがされようものなら、その瞬間から、コメントを返す私は「現実世界の私」になってしまう。

 

それはまさに、このブログ、存続の危機だと思う。

 

 

そして、卑屈な私に言わせれば、そのように「もしかして知り合いかも?」「昔の同級生かも?」という動機で気軽にコメントをすることが出来る人というのは、基本的に自分に自信がある人で、そんな人たちというのは、その自信の根源として、社会的に成功していたり、財を築いていたり、なんらかの「万人に対して優位に立てる要素」を持つ人であることが多い。いや、これは純粋に「偉い」「素晴らしい」ことであり、本人達にはなんの悪意もない。まぁ、一部には「俺スゲー」活動をしたいがために、という人もいるとは思うが。

 

そんな人たちとリアルに関係してしまうと、私自身が本当に卑屈になり、劣等感を感じてしまうことになると思う。

 

 

なんか、とりとめがなくなってしまったが、そんなわけで、私は身バレしたくない人なのであり、もし、ピンとくる人がいたとしても、そっとしておいてほしいのである。

相手は自分より社会的成功をしている人と確信する我が劣等感よ。