kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

寝不足での妄想。

戦争が続く。

 

以下は、寝不足の頭で妄想したものなので、言葉が強かったり、極端だったりするかも知れないが、頭が回転していないせいであり、その点、お断りしておく。

そして、私は、なんの知識も経験もないただの民草なので、その点も考慮して頂きたく、一種のとんでも話とでも思って頂けたらと。

 

一刻も早い終戦を願い、お亡くなりになった方々に哀悼の意を捧げる思いに変わりはありません。

 

 

今、世界中を騒がせている某大国を見ていると、古代中国の歴史小説を思い出す。

 

私が度々、引き合いに出す古代中国の春秋戦国時代やそれ以前の王朝は、多少強引な例えかもしれないけれど、今で言う連邦みたいなものなので、かつて旧ソ連の中心であった某大国の悲哀が、まるで小説を読んでいるかのように伝わってくる。

 

 

もう、どの時代のどの戦いか忘れたけども、敵対勢力との決戦に向けて、与力国に呼びかけを行ったが、一つ二つの忠誠心の厚い国を除いて、他国の心は既に離れ、どこも参加しなかった、みたいな話があった。

 

もうひとつ有名な例えを出すなら、故事成語である「四面楚歌」もそれに近い。

一時は天下に最も近く、与力する勢力もたくさんいた項羽が、最後の最後、ついに中国全土から見捨てられた瞬間だ。

 

 

ウクライナNATOに近づき、つまりは某大国から離れ、今の激戦になっている。歴史的な事情は様々あれど、ウクライナの心は既に某大国からは離れてしまっていたのだ。

 

某大国は与力国に戦争への参加を呼びかけたが、応じたのはベラルーシのみ。他の旧与力国は、皆、参加に二の足を踏んだ。

 

某大国の視点からすれば、ヨーロッパとの緩衝国として、という地政学的な面ももちろんあるのだが、自分から離れるという愚かな属国ウクライナに「躾」をしないといけないから「膺懲の軍」を出した。しかし、躾るどころか、一か月以上経った今でも勝利の確定が出来ない有様だ。

 

このような戦争の場合、宗主として「圧倒的」で「完全」な勝利を掴まなければ、負けなかったとしても宗主国としての威厳は丸潰れで、連邦瓦解のきっかけにすらなる。

 

個人単位でも、よく聞く話だ。世間の下馬評が「圧勝」であるほど、その期待を背負ったアスリートは、負けることの出来ない戦いに挑むことになる。しかも、辛勝ではいけない。さすが王者、という勝ち方をしなければならない。

 

 

今回の某大国。膺懲は片手間で済むと思っていたのかもしれないが、上記したような、万が一の場合、一気に四面皆敵となるリスクをどれほど理解していたか。簡単だからこそ、けっして負けられない、苦戦すらしてはいけない戦争だったはずだ。

 

 

ここから、どういう流れになるのか。

 

「もしかして、思ってたほど強くない?」と、世界の至るところで疑問が呈されているが、かつてソ連を構成し、現在でも某大国に属国のように扱われている中小の国々でも、同様の疑問があっておかしくはない。

場合によっては、かつて東側と呼ばれたこれら国々が、雪崩を打ってNATO側に走ることも考えられるのではないか。これは、歴史的に見ても、大国滅亡の大きな兆候となる。

 

NATOの一員ではなく、属国のように扱われていたウクライナが、たった一国で、ここまで勇敢に、そして激しく戦っている。

 

弱い、とまでは言わなくとも、思っていたほど圧倒的ではない某大国の軍事力を見て、

「もしかすると、僕らで囲んでタコ殴りしたら、勝てるんじゃ…?」

と、揆を一にして一斉にウクライナ側に参戦、なんてこともあり得るかも知れない。

 

 

さて、フィンランドNATO加盟申請を受けて、某大国は、軍の一部をフィンランド国境に向けたそうだが、この軍、出拠はどこなのだろう。

ちなみにフィンランドは、ソ連やナ〇スドイツとも戦い、独立を守り抜いた武威の国である。

 

この軍、モスクワとか、全くウクライナに関わらない拠点からの、新たな軍なのか?それとも、ウクライナ侵攻軍の一部なのか?

 

報道を聞く限りでは、そうポンポンと新たな軍を編成できるほどの余力があるとは考えにくいが、仮にそうだとしたら、さらにウクライナへ戦力増強を試みる某大国軍の分散に一役買うことになる。それだけ、ウクライナが助かるとも言える。

 

もし、ウクライナ侵攻軍から切り離したのだとしたら、これ以上、戦力の余力がないことの顕れなので、もう1~2か所「もしかして…?」と反旗を翻したら、いよいよ某大国は詰むのではないか。

 

それら国々に戦線を拡大され、軍は各方面に分散を余儀なくされ、ウクライナを攻めているどころではなくなる。そして、ウクライナは、攻勢を失っていく某大国軍を前に、ただ黙って見ているとは思えない。

攻めていたはずが、いつの間にか防戦一方となり、しかも助けてくれる他国はいない。散々に蹂躙し、まるで属国のように扱っていた国々に攻め込まれ、蝕まれ、霧散する。

 

 

そんな、パワーバランスの大きな変化が起きそうな気がしないでもない。

 

私の妄想はそんな感じで進んだが、現実を見て言うのなら、停戦でもいい、今すぐにでも戦争が終結することが最良である。が、現在、そのような光は見えていない。

 

そして、既に取り戻せない過去があり、取り戻せない命、失った平和がある。

 

その代償は、滅亡か。