kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

終末時計。

私には「機を見る」という能力はない。

 

なので、経営者には向かないし、大局的に物事を見て判断するのも向いていない。

 

 

だから、私にはわからないのだが。

 

 

露国には、撃って出る、何か積極的な「機」があったのだろうか。

 

速攻、即決。それが出来なかったのは誤算なんだろうと思うのだが、それにしても、執着がすごい。

 

もちろん、国内での支持が、とか、地政学的に、とか、主義思想が、とか、まぁ大統領ともなると全く感情だけで動いてはいないだろうが、それにしても、開戦前に見た「機」は、とっくに失ったように思える。いまさら勝利を得て、もとの計画に復帰できるとも考えづらい。

 

矛の納め方で苦悩している、と言う話もあるが、とある大国の寄り添い方を見ていると、一概にそうとも言えず、そうなると、二国共にこのタイミングに何かの「機」を見ていたということになる。

 

 

その「機」があったのだと考えて、では、露国が、またはこの二国が想定した「結果」は、どういうものだったのだろうか。

 

勢力地図を全く塗り替える。米国という超大国を追い落とすところまでを想定していたのだろうか。世界を敵にまわしても勝算があったということなのか。

 

それとも、そこまで大きな計画ではなく、評論としてあるように、まわりが手出しをためらっている間にチャチャッと占領して利確、というつもりだったのか。

 

 

ただ、今の世界の動きを見ていると、それもまた、どうだったのだろう、とは思う。ウクライナの抵抗が世論を作った、というのはあると思うが、それにしても一歩間違えば世界大戦だし、ということは、頂上決戦、ということになる。

それを想定しないわけではないだろう。

 

 

実力自体は、充分贔屓目に見積もって、いま睨み合っている勢力同士は、互角が精一杯だろうと思うがどうだろうか。

 

仮に決戦、ということになった場合、露国vsNATO。とある大国vs米国。これらが共に互角だったとしたら、あとは、日本を含めた他国がどのように振る舞うか、ということになる。

 

 

そう考えると、一枚岩ではないものの、クワッドなどの連携もある、と考えると、地球上をひとつのマップとして見れば、西側陣営は鶴翼陣形で、露国と某大国を包み込んでいる。背後は北極で逃げ道はなく、というか、逃げても行く先はない。

 

鶴翼が崩れる可能性としては、クアッド参加国で、人口第二位の国が傍観を決め込むかもしれない、という感じか。だが、これも、露国との直接交戦でない限りは、せいぜい傍観であり、寝返ることはないのではないか。

 

全方位に戦線を張らないとならないぶん、囲まれた側は不利かもしれない。

 

 

と、勝手に素人の妄想が進んでいるが、ここでは核兵器を考えていない。今、曖昧にでも名前を出した国や同盟は、日本を除き、すべて核兵器保有している。

どれだけソロバンを弾いて趨勢を占っても、核、という一言が出てきてしまえば、そのソロバンもご破算である。

 

 

かつて、冷戦の時代には終末時計というのがあったが、今もあるのだろうか。

 

あるのなら、果たして何時何分を示しているのだろうか。

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©dak