kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

はてなブログ「今週のお題」

今週のお題「わたしの部屋」


いつぞやのお題の続きになりそうな話題だが、私に自室はない。

なので、こだわりの家具もないし、お洒落要素もない。


そもそも、幸いにして今は既婚者というカテゴリに収まっているが、独身を継続していたら、間違いなく「こどおじ」だったと思う。

まぁ、それを言ってしまうと、いま、サラリーマンとして働いているのもたまたまで、可能性として「引きこもりニート」も充分に有り得る人間だ。

別の世界線には、こどおじ&引きこもりニートな私が必ずいるはずである。


そんな私が考える自分の部屋というのは、だから、発想の出発点からして、動きたくないとか、人が来る訳じゃないから見た目は気にしないとか、そういう要望から始まる。

幸い、物欲はあまり強くない方なので、部屋の作りからして、三畳一間とか、そのぐらいでいい。

真ん中に布団をひいて、あとは手に届く範囲に物を配置すれば完成である。

広いと掃除や片付けが大変である。たとえ散らかしても、手が届く範囲で全てが完結していれば、楽である。

多分、今ならスマホだけあれば、他は要らない気がする。


とまぁ、こんなジメジメしたことを書き連ねていても仕方がないので、今この世界線での話を少ししておくとする。


冒頭で記載した通り、自室はないので、こだわった部屋の作りとか、そういうものはないが、何か家具を買う、となる場合、私は見た目重視である。

見た目に全振りした家具というのは、往々にして使い勝手が悪かったりするものだが、私としては、それを加味した上で、見た目重視である。


家具は、生活を便利にするために必要不可欠であるが、その中には、生活に彩りを与えたり、そこに居たくなるワクワク感、高揚感も含まれると考える。

少し規模が大きくなるが、家そのもので考えた場合、やはり機能だけに全振りした家よりも、ここに住んでいる自分というものに満足感を得られるような外見も必要だと思う。

どのような外見がよいか、というのは人それぞれなので、なんの変哲もない日本の家屋、というのもそうだろうし、古民家風とか、レンガ作り風とか、よくわからないけど色々あると思う。

家具も同じで、だからIKEAなんかも人気なんだと思う。私も、IKEAは好きだ。


以前に、IKEAの家具を何点か所持していたことがあるが、使い勝手がいいか、と言えば、そこまでではなかったと思う。

同じ目的の家具なら、やはり国産の方が使い勝手がよいというか、かゆい所に手が届いているような感じで、サイズ感などもしっくり来る。


でも、あえてIKEAを選択したし、多少の不便さを感じても、それを含めてその家具だ。見た目から来る満足感が充分にそれを補うと思ったからだ。


つい最近、IKEAではないが、ダイニングテーブルを見に行ってきた。

いわゆる配偶者へ日頃の感謝を込めて、ちょっとした臨時収入で欲しいものを、と話をしたら、そういうことになった。


彼女は私と違うので、やはり、良いと思う品が違う。

私は、木目調なら、重厚感のある厚めの板が好みだが、彼女のチョイスは、角が丸くて厚みのない板だった。

確かに、私のチョイスは重いし、木目が手触りでもわかるので、書き物はできない板だ。使い勝手は悪い。角も角ばっているので、太ももをぶつけたらさぞ痛いだろう。

彼女のチョイスは軽く、木目の模様だけなので、表面はツルッとしていてどんな作業も出来る。


彼女の買い物なので、私は求められた時だけ意見を言うに留めたが、二人の意見の違いが浮き彫りになる下見ではあった。


でも、私もはじめっから見た目重視だったわけではない。見た目を意識するようになったのは、ここ10年、15年くらいだろう。

家具が、家具として最低限の機能を果たすのであれば、あと必要な要素は、それがそこにある、という事実と、その事実からくる充足感であり、そのためには、やはり五感を楽しませてくれる外見などの要素も欠かせない要素だ。


今回は、いわゆる配偶者の選ぶテーブルになるわけだが、残る問題は、我が家に置けるのか、という、居住空間とのサイズ的な兼ね合いと、いま、我が家で現役で働いてくれているテーブルの行き先である。
f:id:KE-KE:20220411002438j:plain