皇居のまわりを、今ではたくさんの人が走っているだろう?
マラソンというべきなのか、ジョギングというべきなのか、ランニングが正しいのか、私にはちっともわからないのだが。
実は、あれが、隠された国の政策であったとしたらどうだね。
そんなありきたりのものではない。それは、その隠された政策の一部に過ぎん。
ところで、知っているかい?皇居のまわりを走る際は、一方通行なんだよ。危ないからね。皆が同じ方向に向かって走り、周回するんだ。
すると、どうなるか。
そう、子どもの頃、学校のプールの授業で「流れるプール」を作ったことがないか?あれと同じ現象が起こることになる。
いや、さすがに空気が渦巻くには、ちょっと人間は小さすぎるだろう。
だが、ランナー皆が持つ「気」が、目には見えないが、皇居のまわりで渦を巻くことになるのだ。
可視化すれば、まるで地上に降り立ったラピュタの様だろう。
この「気の渦」だが、もちろん、意味がある。
国内外、場合により地球外、あらゆる場所から発せられ、まさに皇居をめがけて飛んでくる「邪悪な気」「邪念」「怨念」といったエネルギーを、そこで食い止めるためなのだ。
皇室に仇なす負のエネルギーの侵入を阻むのだ。
あぁすまん。これ以上は言えん。
これ以上は、私自身がある日忽然といなくなる、ということになる。勘弁してくれたまえ。
ん?質問?
答えられる範囲のことであればいいが、聞くだけ聞こう。
え?夜?深夜?
確かに走っている人はいないけども、ほら、多分、昼に作った渦が、まだ残ってるんじゃない?流れるプールも、すぐには止まらないじゃん?たぶん、渦は残っているんだよ。
え?流行る前?
そ、それはたぶん、その道の専門家がいたんじゃないかな。風水とかそういうのに則って、皇居のまわりに配置されてさ。
そういう仕事だからさ、たぶん、後継者不足でほら。
え?やりたい?
ええと、うーん、皇宮警察で募集出してるかなぁ…