kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

公共交通に関する妄想。

昔、シムシティという、いちから街を作るテレビゲームがありました。最近まで続編が販売されていたと思いますが、今現在はわかりません。
ただ、ゲームのジャンルとしては確固たるもののようで、同じく街を作るゲームというものは存在するようです。


私が楽しんだのは、初期のシムシティです。
あれはスーパーファミコンだったかな。
今と比べればデータ容量や様々なスペックにも限界があったでしょうから、仕組みなどもイマドキのゲームよりかは、はるかに単純だったと思います。


さて。


そのゲームでは、市長として税金を徴収し、そのお金でインフラを整備し、と進めていくわけですが、ゲーム要素の中に「住民からの苦情」がありました。
苦情を放っておくと、街から住民が去ってしまったりして、税収は減り、街が衰退してしまう。

そんな苦情の中に「交通渋滞」がありました。排気ガスにより大気汚染も発生するなど、市長としては無視できない問題です。


さらに、その解決方法のひとつとして「道路をなくす」という策が、そのゲームにはありました。道路がなければ、渋滞も公害も発生しない。まさにコロンブスの卵です。

で、道路の代わりに線路を敷く。

街の中の全ての交通は、電車に集約されるのです。住民の気持ちなんて関係ありません。「交通渋滞」「大気汚染」を解決するには効果覿面です。さらに、ゲーム自体の仕組みが単純なので、それで市長の支持率はあがるのです。


まぁ、子供ながらに無茶な方法だなぁとおもってはいました。が、今は少し違った感想を持っています。


現実の社会では、道路があり、車が走っています。電車で網羅できない細かなエリアは、バスが走っています。
でも、バスは自動車の一種ですので、道路は必要だし、渋滞に巻き込まれることもあります。キメ細かい輸送網が作れるけれど、やはり電車のような「排気ガス出さない」「渋滞しない」は難しい。


そんなわけでたどり着いたのが「路面電車」です。路面電車って、けっこう画期的な乗り物だったんだなぁと思い至ったわけです。
世界でもけっこうありますよね。ライトレールでしたっけ。日本と違い、今でも交通の要として活躍しているみたいですね。


さて、そこからさらに妄想を一歩進めて、


イイトコ取りして、バスの代わりに、遊園地や観光地にある「ちびっこ電車」みたいなのを、街中に張り巡らせたらどうだろうと。

道路の脇を、おサルの電車みたいのがコトコトと走る。あの規模の電車(?)なら、レールを敷設するのも、そんなに用地はいらないでしょうから、後からでも敷ける。
さすがに信号は守らないといけないけれど、渋滞リスクは避けられるかもしれない。


バスに代わる新交通。

そんなことを、渋滞で大幅に遅延しているバスの中で考えておりました。

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