あれこれと、何かを書こうと思っていたものの、ここに至っては、まさに絶句というほかない。
元旦からこのような悲劇が起きるとは、まさに「虚を突かれた」というべきなのか、災害に対する自身の心構えの甘さを痛感せざるを得ない。
また、震災自体にも言葉が出ないというのに、そこへ支援のために向かう自衛隊機で事故があり、5名が亡くなったという。
事故の原因がどうとか、そういうことは関係ない。
正しく生きている人に、正しく生きようとしている人に、当たり前の幸せを望む人に、ささやかな幸せを感じていたその時に、なぜこのようなことが起こるのか。
いや、これも、僕自身が被災もしておらずにいるから言えることだ。
現地の人たちの代わりに僕が何かを嘆いたところで、何が変わるわけでもない。
とにかく、迷惑をかけず、邪魔にならないことだ。
外野に出来ることは多くなく、直接的に力になれないのなら、せめて邪魔をしないことだ。そして、黙って支援金に協力すればいい。
SNSでは、デマも飛び交っているという。
デマというのが、意図的に流布されるのか、集団心理などで、意図せずデマとして広まるのか、それはわからないが、少なくとも、口は慎むべきだ。
自分はそのようなつもりはなくとも、その言葉を見た誰かが過剰に反応してしまえば、そこからデマが生まれる。
ニュースのコメント欄では、それでも、素人がああだこうだとコメントを書いているが、あれも、一種の流言になりかねないので、僕はあまり賛成はできない。
的確なコメントができていればいいが、それでも責任を取る立場にいるわけでもなく、無責任に言いたいことを言っているだけ、という姿勢に変わりはない。
感情論も多く、あげくに現実を見ていないのに警察は何している、救急隊が遅い、政治は何をしているんだとイチャモンをつけているコメントもあるが、このような状況では、そういう「今コメント欄で言っていても意味のないこと」は、あらぬ騒ぎや騒動になりかねないので、控えた方がいいように思う。
救急隊が地震発生直後に来なかったのは、正月で仕事をしたくなかったからだ、といったニュアンスのコメントも見かけた。これはもう、デマだし、謂れのない誹謗中傷であろう。こういうことを根拠なく書けてしまう人が、SNSで情報を錯綜させるのだろう。
とてもではないが、平和ボケしたブログを書ける気分ではない。
とにかく、月並みで申し訳ないが、一人でも多くの方が救われるよう、お祈りいたします。