kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

ホクロ。

確かまだ20代だった頃、左の顎の、いわゆるエラと言われる手前あたりに、ホクロが出来た。

最初は小さなホクロだったはずだが、年々大きくなってきて、今では立派なホクロ…もはや立体的でもあり、ほぼイボである。


で、歳を取り、体毛が濃くなってきてからは、そのホクロに毛が生えるようになった。
位置的に、髭になりきれなかったウブ毛が、ホクロによりブーストされた感じだ。

ここ数年は、生えてくる毛の本数もブーストし、明らかに増えてきている。
同時多発的に生えてくるようになったのだ。


なので、暇な時は、手で触って感触でホクロ毛をチェック。

鏡を見れば、伸びていないか鏡に近づいてチェックがルーティンになっている。

やっぱり恥ずかしいので、なるべく早く抜くように心がけてはいるものの、それでいてピンセットなどで抜くのは納得できず、どれほど短いものを指のみで抜くか、ということに腐心している。

そのため、ホクロの表面はつままれたりひっぱられたりして、カサカサだ。


しかし、このホクロ、実はとても大切な機能を有している。

私のオニクセンサーなのだ。

やせている時は、余計なオニクがないため顎の下に隠れており、鏡などでは、見ようとしないと見えない。

オニクがついてきて、顎がなくなりはじめると、見ようとしなくても見えてしまうのである。

なので、鏡を見て、客観的に「太った」ことに気付けるのである。
まぁ、検知した時には既に太っているので、そんなに大きな効果があるわけではない。


そんな私のホクロセンサーだが、さらなる加齢により、「ホクロが隠れたまま体重増加」という新現象が発生してきた。

昔であれば、ホクロセンサーが出現しているはず、というほどの体重である。
思わず健康診断で「えっ」と言ってしまった。

肉付きが変わってきたのだなぁ。


そして、追い打ちをかけるように、ホクロ毛に白髪が混ざり始めた。

え、ホクロから白い毛って生えるの?ホクロの色素は何してるの?

と思うのだが、生えてきたのだから仕方ない。


このホクロは、いつしか消えてしまうとかそういうことはなく、一生の付き合いになるだろう。ホクロ毛が濃くなってからは毎日のように見ているし、こうなってくると、白髪なども愛嬌があってかわいく思えてくるから不思議である。


なので、ホクロをいたわるためにも、これからは無駄な意地をはらず、毛はピンセットで抜いていこうと思うのであった。

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ちょっと理科的ピンセットだな