kekeの考えること

こういうことを考えてる人もいるんだなぁ

特別お題。

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

10周年おめでとうございます。
私はまだ始めたばかりの新参ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

さて。

「ここ10年」という言い方があります。

今を終わりとし、10年前を始まりとした10年間のことを指します。そして、この言い方が出来るのは、幾つもの「切り取ることができる10年間」があるから。

いま10歳の子は、ここ10年とは言いません。20歳の人も、たぶん言わないと思います。
30歳…う~ん、どうだろう、言うだろうか。

激動する期間、目まぐるしい期間、成長する期間を過ごす人は、あまり「ここ10年」とは、言わない気がします。長く生きているから、とか、一概にそういう部分ではなく、よくも悪くも、「留まる人」が使うのではないかと思います。

それは、土地だったり、仕事だったり、と色々あるとは思いますが、気持ちの要素が大きいかと思います。
ルーティンの毎日を送っていたり、 野心的な発展を望まなくなったり。同じような毎日に幸せを感じる生活になると、「ここ10年」という言い方が発生すると思います。

あ、悪い意味のつもりはありません。そんな人でも、全く何も変わらない、ということはないはずですから。
あくまで大枠、または気持ち、スタンスをもとにした表現のひとつが、「ここ10年」なんだと思います。

前フリが長くなってしまいました。
そんなわけで、身の回りの「ここ10年」、いや、この10年間を振り返ってみますと。

【自転車】
自転車に乗る方が圧倒的に増えましたよね。趣味という一面もあるのでしょうが、通勤などの日常使いが、顕著に増えました。
これは、10年前の大災害をきっかけに変わっていった文化だと自分はとらえています。インフラというものに頼りきっていた生活に気付き、変わった人も多いのではないでしょうか。

【携帯電話】
ガラケーがいよいよ絶滅ですか。いやまだあるんでしたっけ。10年前も絶滅危惧種ではありましたが、まだまだ巷で見かけました。かく言う私も、10年前はガラケーだったと思います。
電話という文明の発展はすさまじいですね。電話、通話というものが、通信という枠の中の一形態に成り下がり、スマホの中ではアプリのひとつでしかない。ネット回線を使った通話も増えてますし、次の10年では、また新しい位置付けになるのではないでしょうか。いや、電話という言葉自体がなくなるかもしれません。

というわけで。

「ここ10年」をクチにする人のまわりでも、こういう変化はたくさんあります。
ですが、その10年、変化の波に流されるのか、どっしりと鎮座した岩であるのか。
波にうまく乗るのか、ただ流され、打ち上げられてしまうのか。
その生き方で、10年間の受け止め方は違いますね。

私は、あえての「ここ10年」派です。
同じような毎日に、安心を感じます。このまま人知れず朽ちていくんだろう将来が、嫌なものではなくなってきています。

これは、加齢だけによるものとは思えず、波に乗ろうと必死になったり、どこぞの浜辺に打ち上げられたり、という経験があっての境地だと思いますし、むしろ前向きに近く、積極的ですらあると感じています。
本来の、生物としての生活に近づく。そんなニュアンスです。


と、こんなことを書くようになったのが、この10年で私が変わったことですね。
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