今週のお題「マイ流行語」
日本では、多くの外来語が使われています。
古くは中国語(漢語)でしょうし、仏教は何でしたっけ、オオモトはサンスクリット語でしたっけ。
サンスクリット語を中国が漢文に翻訳し、その漢文を日本人が日本語読みしているんだから、たいしたもんです。
現代の日本で、カタカナで表記される言葉は、西欧、主に英語からだと思いますが、中には和製英語なるものもあります。
あれですかね、「中途半端に英語を嗜んだ人達が作り出したエセ英語」みたいなもんですかね。
そういえば、子どもの頃に「ショートサーキット」という海外の映画を見ましたが、僕は「短い(カーレースの)サーキットコース」とばかり思っていましたが、内容を見たら、落雷でロボットの回路がショートして暴走する話でした。カタカナ英語の弊害です。
さて。
別に僕の中で流行ってもないし使ってもいないのですが、気になる言葉がひとつあります。
ベストバイ。
たまたま見た動画で使っていたのですが、
「これは自分の中で今年一番のベストバイです」
という感じで使っていたので、まぁ、一番買ってよかったもの、とか、そういう感じなのでしょう。
僕は英語は嗜んでおりませんので、この言葉が文法的に正しいのか、とか、実際に英語圏で使われる言葉なのかはわかりません。
ですが、ベストとバイ、どちらも、学ぼうとしなくても、日常の日本語の会話に入ってくる程度の単語です。少なくとも中学生レベルの単語の組み合わせですので、取っつきやすい。
だからこそ違和感で、今は英語が堪能な日本人も多く、だからこそ、無知が作り出す「謎英語」はどんどん撲滅されていくものだと思っているのですが、そんな中での「ベストバイ」。
仮に文法、用法ともに間違っていなくても、すごく和製英語臭がプンプンします。そして、その臭いが僕はすごく好きです。
なので、僕もドヤ顔でこの「ベストバイ」を活用したいのですが、そもそも買い物という行為があまりありませんので、自分の今年のベストバイはなんだろうか、と、悩むばかりで活用できません。
思えば、過去にも「ワンチャン」とか「エモい」とか、頑張って使おうと思いましたが、結局、板につかなかった思い出があります。
おそらくこの「ベストバイ」も、このブログを最後に使うことはなさそうです。
しかも、ベストバイとは、というこの話で出てきただけで、正しく使うことなく、終わります。