グラパラリーフ、という食べ物があります。
食べるサプリメント、とか書いてあるサイトもあります。
このグラパラリーフ、ご存じの方はご存知かと思いますが、いわゆる多肉植物です。葉が肉厚なことから「多肉」なのでしょうけども、このグラパラリーフも、分厚い葉っぱです。
多肉植物というのは繁殖力が強く、その他の植物よりも、増やす手段が豊富です。だから、生産も手間ひまかけずに出来るのかな、なんて思ったりもしましたが。
多肉植物は、無性生殖というか、自らのクローンを作って増えていきます。もちろん受粉して種ができて、という繁殖もするので、全部が全部クローンというわけではないですけども。
クローンの増え方としては、種により得意不得意はあるみたいですが、よく聞くのは、葉っぱが落ちたら、その葉っぱからまた根が生えてきて、いつの間にか新しい茎やら葉っぱやらが生えるというもの。そのため、増やしたいときは「葉挿し」と言って、あえて葉っぱをもぎ取り、その葉っぱを土に植えたり置いておいたりするそうです。
また、茎をチョンと切ってしまい、切り口から上を別の場所に、切り口を土に植える感じで置いておくと、根が出てそのまま成長するそうです。切り口より下側も、そのまま成長を続けるそうです。プラナリアみたいな生態です。
いわゆる配偶者が多肉植物にはまっており、日常生活の中で、そんな多肉植物の知識が否応なく頭にインプットされたワタクシ。
そんなワタクシが、いつものスーパーの見切り品コーナーで、パックに入って半額になっているグラパラリーフを見つけたのです。
葉挿しをするしかあるまい。
食べ物として見るには、多肉植物を見すぎました。食べ物として受け入れるには抵抗があります。
ちなみに、園芸という側面からでは、朧月、という名前の多肉植物なんだそうです、このグラパラリーフ。
そんなわけで、半額になったグラパラリーフを買って帰り、葉挿しをしてみました。多肉植物なんだから、これでまた成長する可能性があるはずです。
かれこれ、一ヶ月は経過したでしょうか。
ふと、葉挿しを見てみると、成長していました。新しい葉っぱと言うか「株」が、葉っぱの根元側あたりから小さく吹いています。
やだ、ほんとに増えた。
食品として売られていた上に見切り品だったので期待していなかったのですが、さすがの生命力です。
全部の葉っぱが成長したら、だいぶ株数が増えてしまいます。
もう少し様子見は必要ですが、たくさん育ってしまったら、本当にサプリメントとして活用してもよいのかもしれないです。葉を取っても茎を残しておけばまた葉が出てくるので、繰り返し食すことができそうです。
しかし、そもそもどういう栄養があり、どういう効能があるのだろう。食べるときがくるのなら、それまでに調べておこう。
葉っぱの根元のモコモコしたやつが、新しく生えてきた葉っぱ達です