古代中国の、春秋時代、戦国時代、楚漢戦争あたりと今の世界情勢を見比べると、何か見えてくるような、似ているような気がしています。
どの時代も、大国があり、同盟国があり、いわゆる連邦のような組織同士が対立しています。
もちろん、連邦構成国というには残念なほど、今日はこっち、明日はあっち、と右往左往せざるを得ない小国があるのも当然ですが。
例えば春秋時代の鄭という国がそれにあたるのですが、小国であることと、二大勢力のぶつかる地域にある国、という、ある意味で仕方ない、と言える宿命を背負った国です。
ただ。
現代では、同じような宿命の国が、もう何年踏ん張っておりますか。
大きな同盟・連邦に挟まれたその国は、例えるなら「晋」という同族の大国から離れ、楚につこうとしている小国のようなものです。
まぁ、背景、因縁は深いところにあるでしょうから、何が正義だ、というつもりはないですが、ただ、何年も歯を食いしばり耐えているサマは、先ほど例に出した鄭と同列には語れません。
そして、日本も同じような立ち位置にいるなぁ、と思っています。
勢力と勢力の狭間に位置し、どちらから見ても最前線なのが日本と言えるんじゃないかと。
戦後ではありますが、これまで日本は、ぶれることなくアメリカについてきました。
これを日本の誠実さ、と受け止めるかどうか、は、これからの身の振り方にかかっていますね。
これまでは、明らかに主義が違う、または遺恨の残る勢力が敵対していましたから、そちらには属けない、という、感情的なものもあったのかも知れません。
ですが、今はそれとはまた違った勢力が、これまでと違って実力をつけ、アメリカと比するほどになって目の前にいます。
本腰を入れて攻められたら、おそらく日本はひとたまりもない。
日本は、装備こそアメリカの最先端を取り入れているし、国産の兵器も優秀ではあるものの、資源や自給力がないので継戦能力に限りがあるなぁ、と考えています。
そして、アメリカはあちこちに目を向けていて、応援を出すかはわからない。結局はその時の損得勘定で、日本なんぞくれてやってもなんとなる、という戦略図が描ければ、おそらく何もされないどころか、その後の外交上の「手土産」にされてしまうんじゃないか、とも考えたりします。
まぁ、そこらへんは私の妄想なわけですが。
今のわれらが盟主は、あちこちの同盟国の紛争解決のために目まぐるしく動いていますから、日本の近くで何か起きても、余力もないし、気づきもしないかもしれませんね。
そんな中で、日本はぶれずにいられるのか。
まぁ、ぶれないから良い、というわけでもないのですが。
ちょっとした最近の心配ごとのひとつです。
