AIというものは、今までの「機械」「コンピュータ」の延長上にあるものではなさそうで、一旦、付き合い方を自分の中で定義しないと、いつまでも正しい活用法には辿り着きそうにありません。
さて。
話は変わりますが、よく「ホンモノは違う」と言います。
伝統や格式を言う場合もありますし、ニセモノとは違うという意味もあるんでしょうし、その具体的な違いは、質や程度が良い、と、解釈してますけども。
私は、こういう話(ホンモノは違う)は一理ある、と思っていますが、一方で、ホンモノですら駆逐されるニセモノというのがある、というのも、これまで見てきた気がします。
典型的なのはCDがデビューした時ですかね。
いえ、CDがニセモノ、というつもりはないのですが、当時、そういう声もあったと。私が偏った情報にしか接していなかったかもしれませんが、なかなか酷評されていたのを憶えています。
特に、アナログからデジタルへの移行だったこともあって、デジタルではホンモノの音は再現出来ない、みたいな話がありました。
当時聞いていた話では、音源をデジタル化する際に、人の耳では感知できないような極端な高音域などは一定の周波数でカットしている、みたいなことでしたね。技術的に不可能だったのか、データ容量など別の問題だったのかはわかりませんが。
まぁ、そんな話もあり、ずっと揉めるとか、二極化するんじゃないかとか、そんな心配をしたもんですが。
結局、CDが圧勝し、LPは一時、絶滅の危機に瀕したんじゃなかったかと記憶しています。
カセットテープは録音できるという強みで、その後も生き残りましたが、それでも今ではデータそのものが流通し、CDも、いや媒体自体がなくなってきましたね。
そして、CD以降の進化では、音質がどうとかで揉めた記憶はありません。
なので。
前置きが長くなりましたが、思ったような絵を簡単に生成してくれるAIが、おそらくホンモノを淘汰していくんだろうな、と。
本物の絵の具をどう活用するか、というスキルは、当然残っていくものとは思いますが、美術という分野の中でのシェア(?)は、少なくなっていくんでしょうね。かつてのLP派のように。
それでも、アートというのは競争とは違う側面があると思いますので、画家が淘汰されるとは思いません。むしろ、AIも画家の一人として考えられる、というか、そんな感じになりそうな気がしています。
AI自体にも特徴があるようですから、やはりアーティストと同じようにファンがついたりするんでしょう。
いや、どうだろう、AIを使いこなす人に、ファンがつくのだろうか。
まぁ、これからのAIの進化次第ですね。
