ネットで買い物をしました。
カウンターテーブルです。
こういった家具がネットで買えるのは「便利」、現物を見たり触れたりせずに買うのは、人によっては不便かもしれませんね。
で。
このカウンターテーブル、一部、不良品だったんです。
足の先っぽに装着する、ガタツキをなくすためのアジャスターというやつ。
ネジ山が切ってあって、くるくる回して装着するのですが。
4つのうちのひとつが、キレイにツルッとしており、ネジ山が切られていなかったんです。
これもまた、ネット購入と同じく、お手軽に買える、というコンセプトに含まれる「リーズナブル」の弊害かもしれません。リーズナブルは「便利」、不良品の多さが「不便」と言えるかもしれません。コストカットで検品がまともに出来ていないのかもしれません。
で。
大きなテーブルに対し、不良品は手のひらに収まるアジャスターひとつ。
なので、このアジャスターを交換してもらおうとしました。これも、ネットからあれこれ依頼できるのは「便利」です。
ですが、結果的に部品の交換はできない、ということになりました。
流通経路とか、販売方法とか、規則や約束が色々とあるのでしょうが、ウェブページからは部品交換は依頼できず。
結局、あれこれ探しても交換方法が見つからず、販売店ではなくサイトの方に電話で問い合わせることになりましたが、結果としては「アッセンブル交換」。
こんな大きなものをまたバラして梱包して送り直せってのか、と文句をつけたところ、同じ物をお届けするので、その商品の中から必要な部品を取り出して、不良品を代わりに突っ込んで、そのまま返品してください、とのことでした。
いや、とっても「不便」。
扱いとしては「返品交換」した、ということになっているんでしょう。
こまかな対応しない代わりのこの価格とか、ネット販売可、とかあるんでしょうかね。ま、生産自体はおそらく国内ではないでしょうし、そのようなニーズに応えられる環境でもないのでしょう。
しかし、我々購入者も、オペレーターの手続きも、テーブルを持ってきてそのまま持って帰る配送業者も、小さなアジャスターひとつで、バカみたいな苦労しています。
他にもあるだろう返品の中からアジャスターひとつ取り出すことが出来れば済む話なのですが。
というか、ある程度、予備を販売者がストックしていればよいのですが、まぁ、こういうのって個人が自宅で、副業でやっていたりしますからね。
自分たち(売主)の管理の都合もあるのでしょう。生産元との約束もあるでしょうし。
お客様は神様だ、なんて言葉は過去の遺物となりましたが、とはいえ、みんなに苦労しかかけない方法をゴリ押す体制もなんだかなぁ、と思った次第です。
「便利」の陰にある「不便」。
