年齢からくるものなのか。
懐古主義というのですかね。
古き良きものばかりが目につきます。
自宅で何かをする時も、それこそ先月の引っ越しの準備をする際は、YouTubeで音楽を聞きながら梱包をしていたのですが、
チルっていうんですか。
ちょっと、昔っぽい音の、ささやかな、こじんまりとしたブルースというか、R&Bと言うか、そんなサウンドを聴いていました。
昔、これかま流行っていたのか、というと、そういうわけではないんですが、どこか、懐古させるような音なんですよね。
よく聞いているチャンネルは、音の後ろの絵にアニメタッチの女性を置いているのですが、程よく「あの頃」の服装や髪型、そして彼女がいる部屋の作りなどが、昭和から平成のそれなんですよね。
チルミュージック自体が、そのままあの頃を思い出させるのではありません。
でも、音の雰囲気が、自分の意識を過去に遡らせ、そこに、あの頃の自分を見つける。
なんとなく気になったら、チルとか、ローファイ、という言葉で検索してみてください。
この年齢で聴くと、何やら、戻れない過去であるととともに、それが答えのようにすら思えてきます。
