言葉って怖いなぁ、と。
報道カメラマンの暴言のニュースがありましたが、あのニュースを見て、そう思いました。
これはニュースに接した私の、ごくごく個人的な感想ですが。
言葉を吐いた人が、何かしらの政治信条があってあの発言をしたのか、と考えると、あまりそうとは思えないんですよね。
どの業界にもありそうな、不平不満ばっかりダメ社員の、不謹慎な発言、八つ当たり的な発言だと思います。
取材対象が誰だから、ではなく、単純にその対象が自分を待たせるから、というだけの自己中心的な内容。
なので、おそらく日常的にそこら中に落ちている発言が、とてもセンシティブな内容であったこともあり、社会問題に発展してしまう。
過去にもそのようなことはありましたね。
テロップ事故の「セシウムさん」も、その手のものじゃなかったのか、と。
ま。
だからといって、世間で問題視しているような、報道姿勢だとか、偏向だとか、そういう議論が間違っている、というつもりはないです。
言葉は悪いですが、業界の隅っこにいる、ただただ毎日の生活に愚痴ばっか言っているだけの小人物の「日常的なブラックジョーク」が、ここまでの問題になってしまう、ということに、言葉の怖さを感じます。
仮に発言者が私なら、平常心を保つことは出来ず、おそらく色々と「崩壊」してしまうと思います。
最近、飲み会というのが怖いのですが、実はこれと同質の恐怖があるんですよね。
何か、言っちゃいけないことを、酔った勢いで言ってしまうんじゃないか、と。
いい歳こいて、酒の飲み方がわからない自分です。
