惜しみなく、押しつけてくる。
言葉だけだと、なんつうかお下品な言葉にも聞こえなくもない。
ただし、この言葉は我が家ではちょくちょく使用するものです。
その用途ですが、人によっては渇望すらしているにも関わらず、ままならないもの。それを、惜しみなく提供するサマです。
ネコの、肉球。
ネコを飼っていると、我々が布団で寝ていたり、居間でリラックスしていたり、シチュエーションは様々ですが、そばでダラッとしているネコが、すっと前足で触れてくることがありますね。
そっと触れる時もあれば、ノビを兼ねていて押しつけてくることもある。
こういった時、我が家では「ネコが惜しみなく肉球を押しつけてくる」と表現します。
確かに、昭和のオヤジの言う通り、減るものではない。
でも、そばに猫がいる環境じゃないと、なかなか触れることのない存在でもある。
また、こちらから肉球を触れに行くと、ネコはあまりいい顔をしませんし、嫌がる子ははっきり拒絶しますね。
我が家のネコも、触れられることは好きではないので、こういう時でもないと肉球には触れる機会がありません。
なのに、それをネコの方から押しつけてくるなど。
なお、こてつ君に限り、ご飯時にも「惜しみなく肉球を押し付けて」きます。
何食べてんの?くれるの?みたいな感じで食卓をのぞき込む時、私の太ももにはピンクの肉球が惜しみなく押しつけられているわけです。
